症例 16
「楽ですね!」
「聞こえて聞こえない」方の改善
左耳が「伝音性難聴」と診断され、長い間「会議で 聞こえない」辛さに悩み続けておられた方。
耳鼻科医と結託してインチキ補聴器を売りまくる
“名前だけの専門店”の餌食にならずに済んで幸運 だったと思います。「両方から聞こえる」と、大変 喜ばれました。
「伝音性難聴は補聴器の効果がすぐに出る。音を 単純に大きくすればよい」などと簡単に扱われます。
当事者の悩みなんてお構いなしで調整不良補聴器を 売りつけます。耳鼻科医も出入り業者に紹介して、
ウマい汁を吸う…まるでダニ。お客様からの体験談 から想像してしまいました。あまりにもひどい…
*補聴器作り:最初は試聴体験から
…「楽」作り作業は本当に大変です。
正常な右耳と聞こえ方を比べながら調整を繰り返し ました。“違和感軽減”調整に苦労するうち「楽です ね」の感動コメントが自然に出てきました。
選ばれたのは、高出力ディジタル耳かけ形補聴器。
決定したものを試聴器と同じ調整にして再び測定と調 の繰り返し。イヤモールドを使ったので、耳穴の音響 特性が変わって大幅な調整変更を余儀なくさせられ… 難しいです。
*左耳に補聴器をつけた聞こえ方が緑の曲線、 オレンジ色の曲線が右耳の聞こえです。
測定方法による換算誤差が出ていますが、ご覧の通り
「左耳の聞こえ方」が右耳の聞こえと同程度に近づけら
れ、左耳でもよく聞こえていることが推定できます。
4kHzの聞こえ方は聴力と補聴器特性との関係上、不
十分なことまで判ります。 ➡ CROS補聴器
|
症例 17
やっとゴール!
左右バラバラの聞こえを何とか 揃えて作れた“快適な聴こえ”
左右の聞こえの差が大きいせいか、話し声が特に
聴きにくく、長い間悩んでおられた方です。左右の 聞こえが違っているうえ、高い音の聞こえはやや似 ている特徴がみられました。 (66歳女性)
*視力に例えるなら『右遠視左近視』のような方
「両耳の聞こえ方を揃えて明瞭な聞こえに」と いう、無謀にも受け取られかねない計画がスター トしました。軽い難聴に重要なベント(通気孔)の
サイズ差がすごい。左はほぼオープンで右2mm径、 製造依頼したメーカーから確認問い合わせが来た ほど
です。こんなこだわりが会議等における不 便を随分解消させたようです。再調整は勿論何度 も繰り返されました。その後、ベントの大きさを さらに拡大する追加作業も含まれています。
この補聴器は“小型耳穴形”です。いわゆる高 級器と比べ、聞こえの明瞭性・快適性では決して 引けを取りません。いい加減な設計思想の廉価
バージョンが多い中の、まさに「お宝発見」です。
いい加減な設計思想の補聴器メーカーとの取引 と販売を私は一切していません。そのメーカーは
私の予想通り撤退(2012.10) →→ 関連(目利き) 調整効果は右に→→
*『聞こえ方』を測定しながら調整する考え方は 困難症例の改善に非常に役立っています。左の症 例とともに大きなやりがい感を感じました。 |
症例17の成果
*100点満点! (補聴器なしでは61点)

『語音弁別検査』は大きさを変えて言葉の 聞き分け能力を比べます。聞き分けがよく なる適切な音量を“検査”します。
聞こえる言葉が小さいと当然聞き分けにく く、大きすぎても聞き分けにくくなることが 判ります。いずれにしても非常に時間がかか
るうえ、出来の悪さばかり強調されてイヤに なります。
こんな腑に落ちない不満解消のため補聴技 研では独自のテスト語表まで開発しました。 現在も改良を加えながら必要に応じて活用し ています。
チェック時間が短く、結果が一目で判りま す。ここに掲載の画像データは応用効果の紹 介で、効果の可視化の利点が明らかです。比
較結果が補聴器愛用者に大きな励みとなって 好評です。所長も安心できます。 *本来の聞き分け能力は変わりありません
画像では見難いのですが、サシスセソ等の 摩擦音や高い音の入った言葉の聞こえの困難 さ(裸耳、赤線)が補聴器装用で改善されて、
100%(オレンジの線)になっています。テスト 前から「よく聞こえるようになった」と喜ば れたのはごく当然です。
*両耳分で約20万円! |
症例 18
耳かけ形から小型耳穴形へ

両耳にノンリニヤ耳かけ形補聴器を不自由なくお使い いただいた方。その当時から勧めていた耳穴形補聴器の
使いやすさに魅了され、1年ほどお使いいただいた後に 「買い替え」をされた方。「汗の手入れの面倒さの少な
い『耳にすっぽり入る』のを作って欲しい」と買い替え を決意されました。
選定器種は経済的理由で限られます。幸い該当器種の 調整経験が増加していたお陰でスムーズに選定~購入の
決断となり「明瞭で心地よい聞こえ」を手にしていただ けました。上のデータにはありませんが、それまで使用
されておられた補聴器(アナログノンリニヤ)の聞こえ とは別格の結果(高音部)が得られました。小型電池仕 様でも使用時間が変わらないことにも喜ばれました。
初めての補聴器装用から2台目。両耳20万円ほどで 快適な聞こえと装用感を手にできました。
'12.12.29にも別な理由で早期に「小型耳穴形」に乗り 換えられた方がおられます。
*この経験で、いわゆる「耳かけ形」の思わぬ欠点を 知ることとなりました。メーカーお仕着せの調整で留
まるような補聴器店では到底気づかれない貴重な経験 でした。詳細は来所者にだけ、お教えします。 |
症例 19
4回目で、何とか聴きやすい音に 難しい…… このことはお客様も納得

*補聴技研史上最大の強者登場か
左耳の聞こえが厳しく今まで補聴器を考えたこと なし。右耳は高音部が正常聴力範囲、4kHzの聴力レ ベルは何度測定しても0dB、今まで見たことのない
聞こえの持ち主。これでは音声がキンキン響くだけ で聴き難かったでしょう。
聞こえにくさは予想通り低音が聞こえ難くく不明 瞭で、騒音環境下での会話は手に負えなかったそう
です。某大学の附属病院でも手に負えず「会話音を 聞いて聴き慣れる」旨の指導を受けていたとか。
補聴器は1度だけの試聴。うるさく不快で、使う 気は起きなかったそうです。低音部の聞こえ不足は あっても1対1であれば不自由はあまりなく、合う
補聴器もないことで諦めかけていたところ、補聴技 研のホームページを発見。問い合わせから来所へと なりました。仕事で聞こえにくくてお困りで必死で した。
補聴技研の作業基準に従い、両耳装用をお勧めし て騒音環境下での聞こえ改善を目指しました。初め
て経験する特異症例で、明瞭で不快のない聞こえを 目指しておられた方です。「納得の聞こえ」到達を なかなか許しません。時間がかかりそう…。
*このデータは未完成の『中間報告』。 → 後に3-4kHzの聞こえを若干改善。
(2012.12.25) |
症例 X
最大の障害、実は… 難聴者が行動しないこと
…「ラチが開かない」は、このこと。
*次のような言い訳例にピンときませんか? 諦めはあなたの一生を暗くしますよ。
例1 現在の自分の聞こえを諦めた
耳鼻科と連携のある専門店で購入しても 聞こえなかったのだからもう無理。年齢の
せいだから無理。補聴器で改善できること など、夢にも思わない。購入店の知識・技 術不足を少しも疑わない。
例2 お店とトラブルを起こしたくない のでクレームを我慢する
補聴器店の技術にケチをつけると思われ たくない意識が消費者権利行使をブロック。
お店の気迫に負けて、お店とのトラブルを 避けようとする。(お店に嫌われたくない)
例3 みんな聞こえない。どこの補聴器 店で作ったって同じだ
専門知識不足による調整不良が原因で補 聴器が役立たないのに気づけず、どのお店 も同じ知識・技術だと思いこんでいる。
*『ラチ』とは、例えば競馬で使われる
スタートの扉です。これが開かなければ レースは始まりません。
ラチ(来所)が開かないと永遠にゴール (聞こえる喜び入手)できません!
*来年こそ勇気を出してラチを蹴破り、 補聴技研に『ゴール』しましょう!
厳格な作業基準に従って、あなたの期待 以上の補聴器を作り『聞こえる笑顔』を 必ず一緒にお持ち帰りいただきます!
来所をお待ちしています (2012.12.30) |
症例 20 「頭のタガが外れた!」
無知な補聴器店の犠牲者から いただいた、貴重なコメント


所持補聴器は上の図に示される通りシーメンス製。 『凸凹の聞こえ』が、ガンガン響く聞こえ方である
ことを示唆しています。実際に「合成音のように聞こ える」と言われました。
※注意!…補聴器よりも、調整に無知な者に責任が あります。高性能器(?)がかわいそうです。
補聴技研で作った聞こえ方(①②③)は凹凸の少ない 平らなパターンになっていて、自然な感じに聞こえる
ことが推定できます。言葉の聞き分けチェックでは大 差をつけられませんでしたが『聞こえの質』は十分改 善できていることがコメントから推定できます。
*選定器種名は来所者にだけ教えます。(2013,11) |
症例 21 「聴こえる幸せを願って…」
所持補聴器は某社製RIC。レシーバが耳穴に
入り、ほとんど見えない最近流行耳かけ形補聴器。 でも…低音が足りないように見えます。
黒い曲線で示されるとおり、低い音が聞こえ難く 4kHzの音が良く聞こえる特徴が見えます。
調整に十分気を付けないとキンキン響く聞こえ方に なりやすいです。RICによる聞こえ方は予想通り
『鼻音』の聞き取りが不十分で不明瞭、高音の大きな 音に不快感がありました。ホームページを見て来所、 様々なご苦労を経験されていたそうです。
何とか助けたい! →補聴技研で試聴の結果、ITEをオーダー その結果が下に。 右に実器写真→→

緑・赤・青の曲線がプログラム別の聞こえ方を
表しています。黒い曲線が補聴器なしでオレンジ
色の曲線が所持されていたRICによる聞こえ方 を示しています。
言葉の聞き分けチェック比較 *補聴器なしで73点、補聴技研の試聴器で97点
補聴器なしでは聞き分けるのに時間のかかる場 面が見られました。97点なら、そんな場面はなく
なるでしょう。(2014.3.5) |
症例 21の方のセット
“フル装備”で幸せを掴んで!

*ITE2個両耳用(誘導コイル付)
(中央下)
① ワイヤレス補聴システム(左端)
② 指向性マイク(下部)
③ ステレオ磁気ループ
*黄色い機器は、試聴音源の入った 試聴用ICオーディオ
応用効果
① 携帯電話がハンズフリーでできる 騒音の影響なしに聞こえる (両耳から同じ大きさで入る)
② 正面の音声がよく聞こえる (①に接続する。会議に便利)
③ 音響機器につないでステレオサウンドを 楽しめる (騒音の全く入らない立体音!)
※②と③をご購入時サービスとして無償 提供いたしました。 →→→これもフル装備!
関連情報
ステレオ磁気ループ
聴こえる喜び…
遠くの音も聞こえる? |
症例 22 「粘り勝ち」に、所長も感謝!
聴力データから見て「人工内耳しか考えられない」と 当然のように言われそう。兼業店で購入された耳穴形
補聴器は低い音しか聞こえていませんでした。こんな 結果では安物同様だが、高価。ひどい…

所持器での聞こえは一般的な結果。聞き易い部分しか 聞こえていません。60万円以上もした補聴器でもこんな 結果(オレンジの曲線)でした。
*無謀とも思われた挑戦の機会はHPから ご本人の熱い想いが、想像以上の良い聞こえをもたら してくれました。(秋田県からの来所者)
聞えない高音を低音に変えて増幅する“周波数シフト 機能”内蔵の高性能器ですが、思う通りの結果を引き出 せず苦労しました。直に耳につけて調整する機会が少な
かったためです。合計4回にも及ぶ来所のお陰で本当に 納得の結果(濃い青色の曲線)が引き出せました。この聴
力で「摩擦音を感じられる」ようにできたのです! (2014.5.8)
設定目標以上の結果を達成できたときは鳥肌が立ちそ うでした。新たな理想補聴器との出逢いでもあり、感動 しました。(価格;両耳分で50万円程度)
実は「2組目のオーダー」を依頼され、悩みの日々が 再びスタート。何とか1組目以上の結果を引き出せ、感 激の言葉をいただきました。ますます緊張します!
*1年後、さらに3組目が追加に!→
(症例31)
ここまで達成させる知識・技術・熱い想いが総合病院 耳鼻科内の補聴器外来にあるだろうか?
→“外来のデータ”からは『専門性』を全く想像でき ませんでした。*詳細→→→ インチキXX
一人の『患者様』に、調整・検討に1時間もかけら れない環境(多分)で本当に実現できるでしょうか?
「多分無理だろう」と私は勝手に思い、『出入り』は やらず本気で悩む方だけの補聴器創りに励んでいます。
…目標は『聴こえる笑顔』。金儲け目当ての汚い手口ま で使って『手抜き調整』なんてとんでもない!
補聴技研のような顧客の少ない環境でしかできない営 業形態は『絶滅危惧種』かも…とにかく頑張ります(笑) |
症例 23 お椀型?!
こんな聴力型、見たことない!!
低音部高音部とも正常な聞こえの範囲で、肝心な 『人の声』が聞こえない方。
総合病院の耳鼻科で診察を受け、業界認定の立派 な補聴器専門店で作ったのに聞きたくない音ばかり
聞こえて全く役に立たなかったそうです。ご苦労が データに見えているのに改善できていなかった…

調整に苦労した結果、目標にかなった聞こえ方を 作ることができました。快適な聞こえづくりは「穴 埋め」と実感。気になる母音の聞き分け成績は調整
後ほぼ100%を記録、十分満足していただけました。 (東京都在住者)
所持器は両耳分で40万円を超えるリモコン付高 級器。「うるさい時にはリモコンで音量を下げて」 とアドバイスされたとか。
この方の新しい補聴器は両耳分で20万円程度で 音量調整不要。感謝一杯のメールには、その使い勝 手が詳しく書かれています。休日が明けてからの勤 めが楽しみになったとのこと。嬉しくなりました。
その後… 実際に使い始めた結果、「聞こえすぎる」と再調 整の依頼。“慣れ易い聞こえ”には未だ及ばず、自 分の修行不足を痛感。騒音対策調整不足と推定。
→→2回目の再調整でOKになりました!!
*特性データは↓↓ 苦労の跡が判りますか?
 |
症例24 高分解能!
高精度な調整はきめ細かな測定から
*望遠鏡の見え方は「分解能」で決まる!
小型の望遠鏡に「最高200倍!」と書いてある 説明書を見るとあきれます。見え方はレンズや 鏡の口径と加工精度で決まるのに…私の望遠鏡で
も綺麗に見える限界は200倍程度です。『聴こえ』 は補聴器の基本性能と調整者の技術で決まること から、私には妙な共通点を感じます。
→コーヒーブレイク
相当詳しく紹介されているデータでも下の図 まででしょう。↓↓


補聴技研では、その下の図。調整結果の 違いが記録に明示されます(2014.7.31)
*上の図では…会話の聞こえ方の傾向が不明
*A(▲)とB(△)の差がほとんど判らない →日本で規定されている方法。目安が判らず、
Aの調整でも問題ない気がする…甘い甘い。 これすら行われているかどうか…
*下の図…会話のどの部分まで聞こえるか明白
Aのカーブには凹凸が多く1.5kHzの聞こえの 不足が気になる。3kHzも気になる。
Bのカーブは3kHzまでほぼ平坦。この方が より適合?…調整のこだわりが見えてくる!
*実際に好ましい結果だったのは?
当然B;母音の聞こえ方の違いが判りました。 ご本人も信じられなかった様子。
*750Hz,1.5kHz,3kHzの測定・調整項目を増やす だけで、印象がこんなに変わるのです。
補聴技研の補聴器選び・調整精度が常に高く 維持され、補聴器の基本性能が最大限に引き出
されます。お客様への説明も楽です。ここまで
調整・測定を済ませないと私には補聴器を販売 できません。恐ろしくて… |
ある顧客へのアフターケア

“こだわり顧客ベスト10”第7位のアフ ターケアご紹介。7位でもこんなに凄い!
この方は初期設定後再調整を2回。1回目は御購入
約1か月後、2回目は同9か月後。その都度十分な改 善を達成しています。→第7位
“良い聞こえ維持”は大変(2015.3.14)。
*1か月後の作業内容;『聴力変化』が主原因 →再調整で当初とほぼ同じ聴こえを復活させる
補聴器を付けた聞こえの測定結果で得られた差を増 幅度の補正値として加えて解決。増幅度強化に伴い、
最大出力や圧縮比などの変更作業も。時間が随分かか ってしまいました。
9か月後の作業内容;耳垢つまりと聴力変動対策 →部品交換と『平らな聞こえ』への再調整
定期調整のつもりが、耳垢つまりで聞こえ難かった のを確認(水色曲線)まずは部品交換。再測定で凹凸の
聞こえ(青)に変化。様々な変更作業でも意外に短時間 に終了(1時間)。
最終は→赤い曲線(ささやき声会話OK[1m]) |
症例25 「補聴器はすぐに使える」
…これって非常識でしょうか?
補聴技研で実際に何度も目撃されています!
「慣れ易い音」が作れれば十分可能で、下に紹介 したデータがそれを物語っています。

聞こえ難い部分を十分増幅する反面大きい音を 不快ない範囲の増幅に留められればこんな結果も (紫曲線)引き出せます。
70年近く不便を感じておられた方ですが、身 近な方の補聴器が何れも不適合では「どうせ無理 だ」と諦めるのは当然。試聴経験での「さわやか
かな聞こえ」に、心の底から感動されたのは言う までもなく…
恐らく圧倒的多数の方が信用してくれない… …私は気にしませんが。 …ひたすら症例を増やすのみ… →→→
*調整の基本データ ベント付耳せん仕様(右図写真にも表示)
“オープンフィット”に近い ・ハウリング抑制機能の高い器種が必要 ・高音強調で3kHzまで聞こえるよう調整
*関連ページ → まさか… |
症例26 試聴器がすぐ使えて…
*非常識症例第2弾!?
試聴器を貸さざるを得ない状況になり、特別 に貸し出し!…自然さと明瞭性を十分考慮した
精密な調整ができれば十分可能です。下に紹介 するデータは2時間かけて作られた試聴器での 聞こえ方です。(赤折れ線)

症例25と全く同じ手順で作られたもので、
ささやき声から大声まで、さらに衝撃音も含め 全く不快感のない状態まで調整してあります。 実用上無理な高音部は増幅していません。
ささやき声の会話が十分成立しました。今ま で気になっていた耳鳴りも消えたそうです。
「こんなに明瞭で自然に聞こえる補聴器がある のを知らなかった」旨の感動一杯の感想をくだ
さいました。調整途中から既に笑顔がこぼれて いたのが印象的でした。
身近な方の補聴器が全て調整不良・性能不足 だったことを話されました。信用されなかった のは当然でしょう。この方に試聴器を貸さざる を得なかった理由がお解りいただけましたか?
!!「補聴器はすぐ役に立つ」は真実!!
*試聴器調整の基本データ
ベント付耳せん(ほぼオープン;図示)
*ハウリング抑制機能の高い器種が必須 *高音強調で4kHzまで平坦に聞こえた *仕事柄、聞こえ難い場面をより減らすこと が重要と説明し、ワイヤレス機器もお薦めす
る(実験も行って※)→即OK
※徹底した試聴体験効果が認められた好例。 |
症例27 試聴~「すぐ欲しい!」
日本で2番目予約、新型補聴器愛用者
30代男性、総合支援利用
いち早く届けられた試聴器の信じられない明瞭な聴こ えに、お客様から思わず出た(?)言葉です。
この方の補聴器調整上の問題点は時間がかかっただけ です。機能が増えるとその数だけの調整が必要だからで す。試聴に3時間、お渡し当日に2時間以上かかりまし た。これでも早い方…
国内販売2番目でしたが、総合支援手続きの関係で 『自腹購入』の方に先を越され、実際は3位になってし まうというエピソードも。
*高出力チャネルフリーBTEとワイヤレス機器 応用の高度難聴者として、彼は『日本初』
*『聴こえる大きな喜び・感動』に、私も負けない くらい感動しました。→ 『補聴器価格;8』 |
症例28 「8kHzまで感じる」
日本で4番目の新型補聴器愛用者
30代女性
買い替え時期を迎え、タイミングよく新型器に 恵まれました。所長が思わず鳥肌になった調整結 果です。
補聴器調整上、高音部を低い音に変える機能に よる効果を、今まであまり実感したことがありま せんでした(特に高度~重度)。国内4人目の新型
器適合例。『高周波サポータ』機能をしっかり効 かせて「シースーが聞こえる」と喜ばれました。 総合支援利用で随分安価に供給できました。
補聴器のケースカラーにもご満足頂いたうえ、 聴こえる喜びに一層自信がつくでしょう。おめで とうございます!
調整には例外なく時間がかかり、計算通りには できない困難さを痛感しましたました。『つけて
測りながら調整』することは補聴器創りの鉄則と ここでも再確認できました。 |
症例29 限界です…
『聴こえる領域』がなくて…
60代女性、総合支援器で対応しましたが…
R社のCIC所持、ほとんど役に立たなかった そう。この聴力に『超小型耳穴』とは…
「ピーピーしている」と言われても、その音が 全く聞こえない…。当たり前です。耳鼻科医や有 名人に支持されるメーカーの補聴器選びと調整技
術ってこんなものなのか…電力の全てがハウリン グだけに使われていた…あきれました。
とは言え、補聴器創りでは十分有効な結果を作 れないことは明らか。1kHz以上の高さに『音声を 押し込む枠』がほとんどないのです。水色の線で
表す『聞こえ』は一見良さそうでしたが「TVで 大勢の声があると変に響いて不快」といわれて赤 線で表示する調整でお使いいただくようにしまし
た。ご本人は聞こえ難さにいらだちを増大させて いましたが「これが限界です」と説得しました。
CICは無意味な増幅(黒線)、私の調整には効果の 限界(赤線)まで見えます。人工内耳の有効性・禁 忌事項を詳しく紹介しました…類例増加中。 |
症例30 1回で『解消』
今度は“ナイアガラの滝”か? 30年以上も 言葉の聞こえ難さで苦労された方の勇断が、生ま れて初めての補聴器体験で来所。
⇒わずか1回の試聴体験で悩みが解消!

データでお分かりの通り、1kHzまでは正常と
言われている聞こえです。補聴器を付けた聞こ えを示す赤い曲線が補聴器をつけた聞こえ。聞 こえ難い1kHz以上の高音部だけを巧妙に補って
います。ほぼ4kHzまで聞こえていることが想像 できます。僅か1回の試聴体験でここまで明ら かにできるのです(高性能試聴器のお陰)。
試された方は所長の宣言通り『感動の聴こえ』 を実感され、迷うことなくオーダーされました。
試聴日から僅か4日後には実器で同じ感動を 手にしていました。感想文の一部です↓↓↓
「開封して感動しています。バッチリ聞こえて います! iPhoneに繋げるのが楽しみです」
('21/03/08販売)
|
症例30の方に適合した『音色』
…こんな『奇妙な音色』は、つけて調整しない 限り絶対に作れません。
上の図が右耳、下の図が左耳用です。左右差補 正までしていることに気づかれた方は『プロ』か
も。まさに「人に補聴器を合わせる」精神の具現 化。自ずと謙虚になり、決して「慣れて」とは言 えなくなります。
*正しいのは「人に補聴器を合わせる」こと! 「補聴器に人を合わせる」ことがいかに 傲慢か、関係者は猛省いただきたい!!

生まれて初めての補聴器がすぐに使えるように なりました。『つけて調整』と補聴器特性試験装
置のフル活用が「人に補聴器を合わせる」理想を 一気に実現させた好例です。その後いただいた感 想にも『聴こえる感動』が溢れていました。
『奇跡的』なのは補聴技研のHPを発見して来て くれたことだけ。『つけて調整』が「すぐ使える」 を可能にします。何故かやらない。世界でも…。 |
症例31 1回で『快聴』に
こちらも一発適合(残念ながら非常に高価な 補聴器を所持)…勇気ある決断で電池不要の快
適補聴器を手にされました。ここまでできる方 は滅多にない…。こんな本気の相談者のお陰で 所長は鍛えられています。('20/08/30)

*所持器(CIC)による聞こえ方が青い線。
補聴技研の試聴器での聞こえ方が赤い線。
所持器では750-1kHzの音が聞こえ過ぎる傾向 が強く、これまでのご苦労が見えてきます。
試聴器ではほぼ3kHzまで、聴き易い(*)状態 にできています(*平坦)。大変満足され、注文
をいただきました。実器は1週間以内に届け られています。デンチ不要の充電式。所持器 より20万円以上安価な『フル装備』です。
北海道から来所のため、調整時間を極力切り 詰めました。オージオグラムデータは耳鼻咽喉
科のもの。750,1.5k,3kHzの聴力レベルが不明の ため、調整時間が余計にかかりました。もっと 詳細なデータがないと…(これが現実…)。
|