更新：2023/09/09補聴技研の経営目標は「良い聴こえをできるだけ安く供給する」ことです。高価でも役に立たない補聴
器の多い現状を考えると矛盾した目標かも知れません。高性能器(高価)でなければ十分な結果を引き出せ
ない場合はもちろんありますが、実在するのです。
売り上げを増やすため、『質』よりも値引きで集客を確保するような販売店があります。電池価格を異
常に安くして集客する販売店…補聴器は異常に高価で聞こえる感動なし。自分の首を絞めるような販売を
今も続けています。役に立たない高価補聴器を売るようでは経営がいつか破綻するはずですが…
実際は…『悪質店』はつぶれません。高価な補聴器をどんどん買い続けてもらえる『有難～い環境』が
あるからだと所長は確信しています。
例えば『高価な不良品』を巧妙に売りさばくテクニック。「高価なら間違いなし」と軽自動車１台分も
しそうな代金を支払う『有難いお客様』と効能を助長する著名人のＣＭ。『紹介料』しか興味のない、指
導力に欠ける*****等(ご想像ください)…本物の補聴器に出逢える確率は宝くじの特等と同じかも(笑)。
調整に長時間かけて悩まされる所長は、こんな状況に『怒り→あきれ』と随分前から変わっています。
＊補聴技研の『募集広告』？ …相談者(お客様)を『大募集中』です(??)
所長の好むお客様のイメージは『真剣・冷静・ガンコ・柔軟』を意味する下記８項目を備える方。
いわゆる『うるさい方』を所長は大歓迎します…補聴器創りの苦労はその分倍増していますが。
ご購入は、実際に『試聴』で『聴こえる感動』を実体験されてから慎重にご検討ください。さらに
最寄りの専門店にぜひ訪問していただいて、真偽のほどを冷静に比較されることを強くお勧めします。
＊補聴技研での試聴実験～調整でも大きな改善を期待できない場合があります
⇒『語音聴力検査』で最高語音明瞭度が50%を大きく超えられなかった方には、期待外れになるかも
しれません。改善の実感が少なく、再調整の効果が少なくなります。地元の補聴器専門店で徹底的な
調整を受けた方が良いと思います。この方が交通費がかからず、あなたの補聴器が実は最も適合して
いるかもしれないからです。それでも何とかしたい方の来所は拒みません。
※平均聴力レベルが明らかに110dB以上で低音部も110dB近い方では十分な結果が得られません
⇒どんな高出力の耳掛け型補聴器でも私にはムリ。人工内耳をお勧めしています。
⇒でも聴力測定精度が運よく低かった場合は改善の可能性が…『本当は110dB以下』なので(笑)
＊来所されるのに相応しい方のイメージを次に列記しました。設定の根拠は皆さんが自由にお考え
ください(簡単に解りますよね)。
１ 本気で『聞こえの改善』を考え、悩んでおられる方
２ 補聴器の『聞こえとコスト』を徹底追求し、すぐに購入しない方
３ ブランドイメージに影響されない、柔軟な思考の持ち主
４ 納得ずくの結果を求め、高度な専門性と技術を追及できる方
５ 何事にも常に疑問を持ち、工夫や改善に強い興味・意欲を持つ方
６ 何事にも理詰めで物事を受け止め、曖昧な説明に納得できない方
７ 腑に落ちない説明を絶対に受け入れない(ガンコ？)方
８ 新技術に興味を持ちつつも、冷静に検討・批判できる方
９ 無駄遣いを経験したが諦められず、『一縷の望み』をかけたい方
＊『補聴技研が歓迎するお客様』の典型例(Ｓさん)をご紹介！
例えば下記のフルセットをオーダーされた方は、最初のご購入でも慎重に検討後決断されました。
初回に優る納得ずくのよい音質が作れ、これだけそろえて約４６万円。あなたの印象(価格)は？
＊ある方が購入してしまった補聴器(2018.12)のエピソードをご紹介
眼鏡の点検で某眼鏡店を訪問した補聴技研の顧客(女性)。眼鏡の点検調整中に店員が耳穴補聴器を
発見、不幸にもその時に片方が故障した。思いがけない『試聴サービス』がスタート。両耳分価格は
５０万円。所長は「やられた」と直感。さらに補聴器修理受付の時点で彼女の耳に不具合のあるのを
発見、直ちに耳鼻科受診を勧める。試聴器の性能を喜ぶ彼女に「異常に高価なので購入は十分考えて
から」と助言する。一時的な聴力低下にもかかわらず補聴器を勧めたのは違法だろう。
「遠くの音がよく聞こえる・すっきり聞こえた」と意外にも満足して『催眠術』にかけられる危機
感と不安を感じた。補聴器修理品お渡し当日、それが現実に。「買っちゃいました」と半ば悔しそう
に申し訳なさそうに報告。修理品を再調整すると4kHzまでよく聞こえる状態に調整できた。摩擦音の
含まれる言葉の聞こえも十分改善された。『買っちゃった補聴器』でも大差のない聞こえ。所長には
『５０万円らしさ』がどうしても実感できなかった…ということで、内訳は下に。
・買っちゃった補聴器(oticon Opn2)両耳分⇒５０万円
リモコン(\21,600)と電池10パックを無料提供された。様々なプログラム設定がなされる
べきだが、やられていない様子。この調整レベルであれば、３組(\480,000)も買えた！？
・下記セットの場合：耳穴型補聴器(bernafon SA3 ITED)両耳分⇒３６万円
オプションでマイク２種＋中継リモコン＋ステレオ磁気ループの４点総額、約４６万円。
様々な環境プログラムの設定済。買い替え適用サービス込で電池１２パックを無料提供。
