廃油ストーブの燃焼状況

大幅な改良を3回行った後の 燃焼状態。ほぼ完全に燃えて、 煤はほとんど出ません。
*『煤取り』は無意味だった
煤の溜まる原因は燃料が安定 して燃えなかったから。
電動ポンプを使って燃料の滴 下量を安定化させると、すぐに 快調な燃焼状態になりました。
燃料の粘度・気温・種類の違い の影響を受けにくく、安定供給 できたからです。長時間運転に も十分耐えられました。その結 果が上の写真で、最終改良前の 燃焼状況です。
大量に燃やした後には、石の ように硬い『デブリ』が溜まり ます。除去が不可欠で、専用の 自作工具で掃除します(*)。 原発事故現場のように手間取る ことはありませんが(笑)。
*15L燃やす度に除去が不可欠。
室内暖房用の灯油よりも大量 に廃油を燃やせたうえ燃焼の研 究の奥深さをしっかり味わえま した。本当に痛快です。
併せて外注料金の高いことに ビックリ。自作することの高価 値に改めて気づきました。感動 レベル3倍です!
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※煤の問題改善⇒煤を燃やす工夫に 熱中した
煤の燃える高温の領域に煤を捕獲 する部品を取り付けた。ディーゼル エンジンにも採用されそうな構造。
役立つかどうかは実験結果次第。 …冬の到来が楽しみ。('23/08/27)
再び不具合が発生して…
冬に入り、朝の気温が―2℃を記 録。連続運転実験には最適の日を迎 えました。2Lの廃油が5時間も安 定して燃え続け、追加給油で延長運
転もできるようになりました。でも 煤は思うように減らせません。
*廃油の供給調整を高精度化して 空気の吹き込み方を十分にすれば 一層綺麗に燃えるのではないか?
効果あり!!
電動ポンプの燃料供給になってか らは燃焼部がきれいで着火後の燃え 広がりが円滑でした(左写真)。厳寒 期でも点火から安定焼まで約3分。
消火時間もほぼ同じになりました。 '24/12~'25/03に、100L以上燃や
せました。オイルを提供下さった 農家の皆様に大感謝。200Lほど残 り、今年の冬の大きな楽しみに。
調子よく燃えると思って安心して 『作動油』を燃やそうとしたのが大 間違いで不具合が再発。粘度が高過 ぎて供給できなくなったのです。そ
こを改善して点火する非常に燃え難 く、無理やり燃やせば凄い煤が発生 して…。また「これじゃダメ」に。
空気吹き込み方法の究明が十分では なかったと再び反省…。
*何事にも『手抜き』はダメ! …新たな工夫が求められました。
油の粘度は油種・気温で大きく 動します。ディーゼルエンジンの 抜きオイルまでは何とか対応でき ましたが、作動油は想像以上の高
粘度で、電動ポンプでも流量調整 に苦労しました。燃焼改善と排煙 漏れを減らすため新たな部品を設
計して外注しました。作動油でも 綺麗に燃えれば本当の完成か(笑)。 納得の燃焼の実現を期待している ところです。('25/03/29)
💛💛燃焼の研究は楽しい!! …止められません!💛💛
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