
予混合濃度調整例
低速から混合気濃度が急速に 上昇して1600rpmで濃度 がピークに達していることが分
かります。これが中低速域の加 速性能向上に役立っているので す。これ以上濃くすると『早期 着火』を起こして急激な出力低 下とエンジン破壊を招きます。
細心の注意深い調整が求めら れます。これは補聴器調整と全 く同じ、基礎知識がないと…。
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応用後のエンジン出力特性
低速からのトルク立ち上がり
が急峻になって最高出力発生回 転数が低速側に移動しました。
実際に運転していると2500rpm までの立ち上がりが鋭くなり、 市街地での走りが楽になりまし た。
在来の機械的増量をつけてい ないため、3000rpmを超えると出 力の頭打ち感が出る欠点は予想 通りでした。過給圧上昇に合わ
せた噴射増量が伴えば文句なし ですが、これ以上の改良は資金 的に不可能と諦めました。
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