“聞こえない顔” ![]() |
よく聴こえる補聴器作りは詳しい聴力データ が必須です。耳鼻科の聴力検査の多くは自動で 行われている可能性があり、データの精度に問 題を感じることがよくあります。補聴技研では 独自の細かい測定(→詳細)を行って、データの 精度を高めています。 説明をする間のお客様の表情は真剣そのもの です。聞き漏らすまいと、口の動きまで見てい ます(読話)。こんな時は筆談で援助します。 “聞こえない顔”とは所長の命名で、聞こえ 難さを補うお客様のご苦労を表現しています。 幼少児童の場合、知的障害とは異なる独特の ぼんやりした特徴的表情で判ります。 「ご苦労を少しでも軽減しよう」と立ち上が るのがこの瞬間。まるで大相撲の優勝決定戦の ようです…熱く燃えてきます! |
「…聞こえません」 “お仕着せ”は無効! 調整は簡単じゃない… ![]() |
期待外れ… (補聴技研ではありえませんが…) 調整に用いる候補補聴器を用意し、あらかじめ 測定して得られた聴力データをパソコンに入力し ます。いよいよ補聴器作りが始まります。 お客様もワクワクしますが…… メーカー指定の調整結果では多くの方がこんな 表情になってしまいます。「聞こえない」とも言 われます。特に高度難聴から重度難聴の障碍者手 帳所持者の大半がこんな『パワー不足』に陥って います。指定通り調整したのに…おかしい… *『補聴器を付けた聞こえ』測定で丸見えに! …こんな重要な測定が省かれている。 だからこんな状態で売られる! |
音が耳に優しく 入ってくる! *手話表現を翻訳 ![]() |
独自ルールで設定!→ 詳細 DRF-SSM *「耳に優しく」は当たり前です。 補聴技研では聞こえに応じた改善目標を設定 ・宣言してから“補聴器を作って”います。 改善目標の満たせる設定(独自ルール)に調整 した試聴補聴器(初期設定)のスイッチが入ると こんな感想をいただきます。喜びの表情が表現 されていますが、この段階ではまだ計算上の設 定。ゴールは遥か彼方です。大変な作業が続き ます。これが補聴技研の調整手順! 無知な補聴器店ではどんな補聴器でも無批判 で(調整不良)売り払うため、この段階にすら永 遠に到達できない。そして猛烈な高価格。 →→ 実態・惨状 |
こっちがうるさい お客様とともに苦労… ![]() |
大きい音が大きく聞こえ、左右の 聞こえ方を揃える調整をする! 小さな音が聞こえるだけでは、まだまだ。 もちろん事前に調整してありますが、大きい 音にも必ず不満が表れます。 「大きい音が大きく聞こえる」調整も重要 で、非常に難しい。左右のバランスまでとる 調整作業となればどれだけ大変か…。 困難ではありますが、この障害も突破しな ければ『イイ聞こえ』にゴールできません。 補聴技研ではこの2項目に加え、音の高さに 応じた「強弱変化の左右差を揃える」ことま で行います。補聴器をつけた聞こえ方を測定 しなければ実現できない作業ばかりです。 (両耳に補聴器を合わせるのに不可欠!) 最も時間のかかる場面です。これを欠く補 聴器は「すべてインチキ」と私は主張してい ます。片耳だけの調整と比べて2倍以上の手 間がかかります。もちろん完全にはできませ んが、これがなければプロの技とは言えない と思います。 |
会話が楽ですね! 苦労が報われた瞬間 ![]() |
最高の褒め言葉 片耳難聴の方が補聴器を試聴した時にいただ いた貴重な言葉です。これまでで最も感動した 言葉の一つでした。調整で本当に苦労したから でもあります。 3項目の調整を何度も繰り返してようやく到 達する代表的な聞こえの感想です。私の目標で もあり「合格!」と言われたようで嬉しくなり ました。 詳しいデータあり→こちら *これに負けないコメントを重度難聴の方 から沢山いただいていますよ ↓↓↓ |
「私だけ引出の隅に 押し込まれた気分」 今まで一体… ![]() 難聴者の多くがこんな 状況下に置かれている |
調整不足に気づいた瞬間 今まで気にならなかったのに、試聴後に自分 の補聴器を耳につけた時に感じる『不快感』を 表現しています。初めて補聴器を耳につけた方 でも体験後に同じようなことを言われます。 これは補聴器使用中の重度難聴者が不適合の 事実に初めて気づき納得された時の気持を手話 で表現された言葉の翻訳です。 補聴技研では音が耳に優しく入る結果を最初 から出し、期待外れは少ないです。使われてい る補聴器は極限まで調整されています。 専門的知識と豊富な補聴器調整経験の基礎が あって初めてできる仕事で、宝石や時計等との 兼業でできるほど簡単な仕事とは思えません。 →→補聴技研にお任せを!! |
よく聞こえる状態を できるだけ早く作れ! 確実な技術のある業者に! ![]() *映像データの無断使用禁止 (C) JM (2012.10.2) |
効果を上げるには *よい聞こえをできるだけ早く実現させましょう! 『早期補聴』はごく当然です。調整不十分な例 が多く、とても気になっています。 イラストに象徴される年代になれば補聴器が 両耳にしっかり適合し、普通の大きさの会話音 がある程度明瞭に聞こえていなくっちゃ…。 *成人の方でも同じ! お早目に。 高度難聴児には補聴器調整不良による「人工 内耳への見切り発車」が、軽い難聴児には発見 の遅れと調整不良、公的支援のないのが心配。 保護者の熱意と経済力が発達を支えている現 実があり、悔しい。補聴技研は『安くてよく聞 こえる補聴器』で微力ながら応援しています。 *自治体の理解により30dB以上の難聴児にも特 別な援助を適用できるようになりました。でも 不良業者や知識の乏しい補聴器外来が補聴器作 りを請け負ううちは、税金と健康保険料の無駄 使いになるだけです。→インチキXX(最下段) *ニュース! 聾学校在職中に出逢った中等度難聴児がTVに 登場。普通に受け応えていた! 約10年の補聴器装用指導が功を奏した。しか し人事異動を機に援助が途切れて彼の聴力管理 が休止。補聴技研開業後に援助再開時、彼は重 度難聴に。それでも『聴く力』は維持されてい た。聾学校での教育相談は確実に彼の『聞こえ る人生』を作り上げていた。(2024/03) 来所相談をお待ちしています!! |
◎ 素晴らしい名言に感動!
「(私の)補聴器を迎えに行く」
この方は日本手話を使われる方で文章表現がうまくできません。補聴器を取りに行く
目的で使われた文字表現だったのです。手話表現を誤って解釈したのかもしれませんが
これほど補聴器を大切にする表現を見たのは初めてでした。手話を知らない方々には
決してできない、味わい深い表現だと感動しました。最高の褒め言葉をいただいた気分
になり、改めて彼に感謝しました。(彼の聴力が意外に良いことにも気づきました)
「(私の)耳をいただきます」
補聴器相談会で聞こえる可能性を熱くお伝えしたところ、来所された方がありました。
いつものように補聴器の試聴体験をしていただきました。非常によく聞こえることを確認
され、耳掛け形補聴器をオーダー。お帰りになる時にいただいた貴重な言葉です。
「自分の耳を取り換えてもらったようだ!」との感想同様、その素晴らしい表現に感動
し、努力が報われた思いで一杯になりました。「耳本来の性能」を超えることなど到底で
きないと痛感し、悩みながら補聴器づくりに励んできた甲斐がありました。もっとすごい
“感想文”を期待しつつ、努力を続けます。ありました!!!(↓)
「(専門店なのに)私に合う『音色』が作れない」
すっかりご自分の『耳』になってしまったユーザー。一方が重度で片耳しか使えない。
故障時の不安解消のため、予備の補聴器まで所持されています。軽微なトラブルの度に
郵送していただいて解消していたのですが… つい面倒になってしまったのか、近所の
補聴器専門店で相談してご購入…腑に落ちないまま。その時に感じた気持を来所時に表
現された言葉。そこは東京都内の有名海外ブランドを扱う専門店。『よくわかる補聴器
選び』にも掲載されているお店で、これは30万円もする『高性能器』なのですが…
そこの従業員は当然認定補聴器技能士の資格をお持ちです。『所持器の音』がどうし
ても作れなかったのに、それを売ってしまった…こうなるとお金を出してしまったのが
悪いのでしょうか? → 典型例(損害160万円…)
無知との遭遇 専門店なのに…
実は補聴技研でも用意していた新型器が満足な聞こえを作れず、販売しませんでした。
そして「所持器と同じ器種を」との注文を受けました。価格は9万円。「3分の1で
ちゃんとした補聴器が買えるとは…」と後悔しておられました。苦労して調整した汗の
報われた瞬間でした。『音色』とは実に適切な表現だなあと感心したものです。
*今ご覧になっておられる貴方、補聴技研に是非おいでいただき『後悔』してください(笑)。
「私の赤ちゃんの声が聴きたい」
総合支援の補聴器交付後まもなく不適合を知らされ、『即自腹購入』で改善を図った
重度難聴ユーザー。イヤモールドが壊れて片耳しか使えなくなり、待ちきれず届けられ
た言葉です。出産の翌日でした。彼女の両耳についている補聴器が半分では、十分に聞
こえない証拠を教えられた言葉です。感動で涙が出そうでした。
ご主人の強い願いがあり、愛娘の泣き声との出逢いに役立つよう、特別早くお渡しま
した。もう少しで総合支援の補聴器が交付されます。新しい補聴器でもっと良く聞こえ
る感動を味わって欲しいと願っています。ご出産、本当におめでとうございます!
「(今まで使ってきた補聴器は)音がショボイ」
総合支援の補聴器交付3回目を迎える方が新型器試聴で話してくださった貴重な感想
です。聾学校在籍中、彼は補聴器を積極的に使いませんでした。あまりよく聞こえない
ので当然です。そんな彼が『補聴器中毒』状態に…(笑)。順にご紹介!('20/03/09)
補聴技研創立後、友人の紹介で来所。1回目の補聴器を作りました。AGCOタイプ
高出力耳掛け型(アナログ)です。もちろん総合支援適用器です。両耳につけてステレオ
サウンドを大変気に入って積極的にお使いいただけました。
5年後はディジタル補聴器普及の時代。総合支援適用重度難聴用耳掛け型も『デジタル』
となって信じ難い効果を出せるようになりました。「自分の溜息が聞こえた・ターンシグ
ナルのカチカチがきこえた」と彼は感動。5年間以上大切にご愛用…。この間に新型器の
"SR3"が登場。パワーが明らかに低かったので彼には知らせませんでした。
それから間もなく音声処理の高度化した高出力器(LX7UP)が絶妙のタイミングでデビュー。
総合支援適用型も同時に発売。補聴器に詳しいMT君が一足早く感動していました。基本調
整データを愛用中の補聴器とほぼ同じにしました。彼の感想もほぼ同じなのに驚かされまし
た。「総合支援用は薄っぺらい」「高性能版はハッキリ聞こえる」と大変気に入りました。
ワイヤレス受信で聴いたコンサートビデオの音声に「臨場感がある」と、目を丸くされて
いました。試聴終了後、今までの愛用器を耳につけた第1声が何と「音がショボイ」。当時は
トップレベルの調整だったのに…(笑)
彼は結局高性能版とワイヤレス送信機を総合支援適用でご購入(差額負担)となりました。
これからは健聴の家族と共に同じ音声を楽しめるんです! MT君も同様のコースを辿るので
しょう。予想通り、『新型器の聞こえの凄さ』を後日報告くださいました。「重度難聴の
方のきこえはこんなに敏感なんだ!」と再び感動…ちと長かった(笑)
*こちらにも別な愛用者を詳しいデータ付きでご紹介。感動します→ “kyutuiさん”
※ご注目!
補聴器作りに掛ける所長の意気込みと成果、補聴器供給の問題点
などを替え歌でもアピール中。面白くて辛辣(これは事実?)
*著作権の関係上、来所者だけにお見せしています
…ぜひ笑って・怒ってください。(4曲…もう古いですが)
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