知れば知るほど悔しくなる…クソーッ! 更新 2024/08/31
*ある難聴者からいただいた貴重な情報。こんな事件が二度と繰り返されないのを願うばかり。
(わずか10年間で) こんな被害は氷山の一角
→ 詳細
80代男性。平均聴力レベルは左耳が65dB、右耳はほとんど聞こえない。この方の聴力は決して悪くないはず
なのに、会話の聞き取りが不明瞭で筆談が欠かせないとは…。こんな悲劇が所長を燃え立たせました。
ご本人のお話(FAX、原文の一部)
(前文省略)初めてFAXさせて頂きます。先日のバーベキューの時に三上さんより話しかけられましたが、難聴の
私にはよく聞き取れませんでしたのでメモしてくださったのを帰宅してより拝読致しました。
(中略)私の難聴歴は10年になります。原因などを書きますと長くなりますのでお逢いした時にお話しします。
『突発性』でした。それからは年齢と共だんだんと悪化して現在に至っています。補聴器には何の知識もないままに
買いあさり、通販で2個、其の後補聴器店で(dB75両耳共同じ位)耳掛形2、耳穴形4、ポケット型1を購入しま
したが満足するものはありませんでした。そして2年前頃より右の耳が全く機能しなくなって困っています。今では
自分の耳と脳が悪いと思って諦めています。(後略)
購入補聴器の価格内訳・総額に絶句… 合計160万円! 通販補聴器? 2個 100,000円 ポケット型 1個 90,000円 耳穴形 2個 330,000円 耳穴形 2個 900,000円 (100,000円安くしてもらった) テレビレシーバ 1個 60,000円 字幕デコーダ 1セット 60,000円 ワイヤレスシステム 1セット 60,000円 その他、補聴器対応電話機やら数々の機器を購入 (福祉の援助は14万円あった) ※一番聞こえなかったのが『一番高い耳穴形』だったそう。当然だ! ある補聴器専門店では「聞こえないのは貴方の耳が悪いから」と言われ て「頭にきた」と言っておられました。難聴で苦しまれる方を、これ ほどバカにした対応はないでしょう(認定補聴器技能者の発言ですよ)! 相談するたびに買わされていた様子も当然想像されます(類例多数)。 『聞こえない原因』の一つは低音部聴力が悪いことを販売者が把握 できていなかったこと。補聴器専門店として実に恥ずべきこと。 適合していない商品を売ることは『詐欺罪』にも相当するはず。正に160 万円の詐欺被害者です。悪質な店はいくらでもありますが、認定技能 者の仕業とは…「チョー悔しいーーーっ!」 補聴技研で作った補聴器による結果 →→→→ 既に母音レベルの聞き分けができるようになっています。確かに調整 困難な聞こえではありますが「耳のせい」とは絶対に言えません。 聞こえにくさに適合する安価な高性能耳かけ形補聴器と騒音の影響軽 減の汎用品を応用し「もっと聞こえる」環境が安価に整えられました。 総額117,500円。…もっと早く助けたかった。 *この方の「良い音作り」は非常に難しく、最適調整位置を模索するのに3か月間も かかりました。調整に苦労し、OKをいただいた時は感無量でした。('13.3.24) 喜びの声は、こちら(7)に! |
聞こえ方の様子(裸耳と補聴時比較) ![]() 聞こえ方の特徴と対策 *低音部が聞こえにくく、2kHzにピークがある。 →男性の声が聞こえにくい。鼻音の聞き分けも困難。 →低音パワーのある低歪補聴器で適合可能!(耳穴形は不可能) 適合調整結果 ◎標準的な適合調整結果が引き出せた。これなら十分使えるはず。 →母音の聞き分けが可能になり、ある程度の会話が可能に。 (イとエの聞き分けは方言の影響と思われる困難さがある) ×その後「全くダメです」とのFAX。あの時は何だったのかと 思いながら、経済負担なしの新たな対策を模索した。ご本人が言 われるように聴覚中枢にも不具合があって聴こえにくいのかも知 れない(耳鼻科医は明言せず)。日本一難しい『症例』になるか と思った… 再調整3回目でようやく「喜びの声」が!→2kHzが決め手! …補聴器作りは本当に大変 |
*『氷山の一角』と追加説明した通り、この方の被害額は決して珍しくありません。
…これからも犠牲者が続出するんだろうなあ… 悔しい!!
*予想を越え、ひどい被害は続々…
補聴器を作り直してしばらくたってから耳にした「感謝の言葉」に言葉を失いました。
「デンチが安く、倍も持つのに驚きました。1,500円が相場だと思っていました」。
今時こんな価格で補聴器用電池が販売できるとは…。彼の補聴器は“PR44”で十分適合、実用電池寿命2週間
程度を私が保証していたはずでした。何と“PR44P”を売りつけられていたのです。これは大電流を必要とする
補聴器専用。ある意味時代遅れの電池です。早く消耗する電池販売で荒稼ぎのパワーアップとは…
『専門店』の看板を悪用するかのようなやり方に怒りが収まりません。一般の方々はそんなことに気づかずに
信じて通い続け…坊主丸儲け…補聴技研の警告に耳を傾けて!!→→『ダマされないためのことわざ集』
*現代のハイパワーディジタル補聴器は、電力をあまり食いません(※)!!
『電池の減りの速い電池』を何故売りつけた? 某協会に協力までしている補聴器専門店が、こんな犯罪にまで
手を染めているとは…「難聴者の苦労なんか、オレの知ったこっちゃない」のかと勘繰りたくなります。
→早目に消費者庁へ電話して、彼らをやっつけよう!→電話番号は188! …ムリなんだなあ、これが…
※高性能化に伴って残念ながら電力消費は増えてきています…“充電式”が登場してきたので少しはマシ?(2019/11/01)
…ほら、やっぱり現れた。あまりに多すぎて驚きを超え、あきれるばかり…
*わずか1回(1台)で45万円近い損失を受けた方が茨城県から来所(2013.10.21)
購入店は眼鏡店…補聴技研で解決して喜ばれましたが、“45万円の損害”は取り戻せません。
*『耳に合わない音質の試聴器』で一向に馴染まない“患者様”がチェックを受けに来所(2014.3.19)
補聴器外来に通院中、2カ月超。候補器種は2種のみ。「慣れてください」と言われても、改善の兆しが
一向にみられない… → 貸し出し補聴器の特性測定結果に絶句…。平坦な特性で単に大きくしただけ…
*聞こえ難さを補う音質には作られていない。デリケートな耳に『決して馴染めない音色』だ。健康保険で
調整にかかる経費の補助はあっても通院費用は全部自腹…休暇まで取って…ひど過ぎる。
*別なページでも主張しているが、30年以上前の私のフィッティングレベルにも劣っている!!
→→→この調整は「お金をいただける」以前のレベル。『患者様』に申し訳ない。金返せ~~!
*「難聴になってから聞こえる実感が30年間なかった」方が来所!(2014.3.28)
大学病院でチェックを受け補聴器専門店で購入していたのに、補聴器をつけると逆に聞え難くなった。
補聴器の知識がない(無知)としか思えない“補聴器専門店”にはあきれた。大学付属病院も含めて…
→十分でないことを承知のうえ、高出力BTEで「聞こえる実感」を提供して喜ばれた(適合調整限界)
音の強弱変化と関連の言葉の組み合わせを手掛かりに、言葉の聞き分けもある程度可能になった。
*難聴を自覚、最寄の耳鼻科で受診。6級の身障手帳をもらえることになった方
受診後、出入り業者に補聴器を作ってもらったが全く役に立たず、うるさいだけ。使い方も補聴器の
効果も全く説明されなかったという。
相談会(80代)で伺ったお話(2014.10.19)。ご家族の同伴なしで一人で補聴器購入を決めてしまった。
耳鼻科医も“業者”も補聴器のことには無知同然ではないか? …差額5万円も余計に払わされて…
この場合、責任は耳鼻科医師にある! 補聴器は本来『耳鼻科医師のご指導』の下に作るものです。早速
「その医師に文句を言って返金を!」と伝えたが…僭越ながら、肝心の耳鼻科医師が無知ではムリでしょう。
…相談会相談者の大半は購入に至らない…私に対してまで不信感が現れていたのでは? あきれます。
※補聴器ユーザーが活動(紹介)するしかないのです。ちゃんと耳に合った補聴器ユーザーが!…それがないから…
*約8分の1の価格に驚愕…「そんなに安いのでは『通販並み』で心配です」(2015.5.8)
ホームページを見て電話、そして来所の方が補聴器価格を知らされて言われたコメントです。近くの補聴器店で
本にも載るほど有名な方(?)がいて「片耳40万円位でないと…」言われたとか。貸し出し補聴器でチェック中という。
自然な聞こえに必要な低音部が改善されない上、大きい音が耳にガンガン響く典型的な調整不良。耳鼻科でイヤ
モールド採型時、激しい痛みに苦しんだことも含む補聴器装用に関わる様々な不具合(頭痛・耳穴のかゆみ・精神
的落ち込み)を経験された方。 そんなインチキ店に対しても「長い間借りていて『合わないので購入キャンセル』
とは言いにくい…」と、つまらぬ義理感情にも悩まされておられた。
※この方は結局イヤモールド付両耳分125,000円の補聴器で「十分聴こえる実感」を入手できました。
→『値段の0が一つ少ない位の安い補聴器』で十分納得の快適な聞こえを入手できたのです!
※ちなみに所長は“補聴器関連の本”には永久に掲載されない無名補聴器職人。所長が監修する本を発行すると
なれば、補聴器メーカーのCMは絶対に入れません。補聴器選定に偏りが出てしまいますから。こんな話は絶対に
実現しないので、どうぞご安心ください(笑)
*ご本人一人で補聴器を購入。50万円の無駄…これが原因で責められ、様々なトラブルまで発生…(2017.10.4)
手帳(聴覚障害2級)所持。聞こえないため、宇都宮市内のの某補聴器店で購入。O社ハイエンドスーパーパワー器。
何と1台50万円。高価なためローンで購入。でも全く聞こえない。「一人で行ったのが悪い」などと家族から非難
され、それが一つの引き金になったのか認知症が発症したという。表情が無くなってしまった。健康な時はとても几帳
面でしっかり者だったそう。その補聴器店は手帳のことを知っていても『福祉適用』を勧めなかった様子。『50万円
の最高級器』でなければダメだった理由が本当にあったのだろうか。
『ぼったくり放題』とは、こんなことを指すのだろうか。補聴技研で試聴をした結果、総合支援適用の重度対応補聴
器で音の存在が分ったため、交付手続きをお勧めする。何と無料(栃木県鹿沼市は一部負担を市が負担)で入手!
…酷似の事例は数多い。まっとうな補聴器店を探すのは本当に大変だと実感。困りました…
*「補聴器を購入後、必ず1週間位は寝込む」と話された男性に衝撃を受ける (2017.10.10)
「補聴技研ではすぐに馴染んで、そんなことはありませんでしたが」と、補聴器は合わなくて当然と思わせる一方
所長の時間をかけた丁寧な補聴器作りに対する強い励ましを受けた1日。わざわざ来所された価値は十分あった。
彼は千葉県在住者。後日「総合支援適用が決定し、新たな補聴器を入手。ちゃんと聞こえることは補聴技研での試
聴実験で既に判明している。(彼らは)なぜそんな補聴器しか作れないのだろうかと呆れたが、その後の補聴器創りで
とんでもない苦労を味わう。補聴器はそう簡単には作れないことを痛感すると同時に、納得の聞こえにできた直後の
感動は本人以上だった(2019/03/11)。
*補聴器がうまく適合できず、高価格の器種で何とか『適合』できたとする症例報告 (2019.11)
補聴技研で調整に苦労した『お椀型』を少し弱めたようなオージオグラムの方への症例報告。高価な器種で適合
できたというが、困難だった原因・調整内容ともに詳細不明。いつまでも馴染まないのは当たり前。「効果が実感
できない」ために購入に至らない例も沢山…『補聴外来』で日常見られているという。これが補聴器業界の現状…
信じていただけないかもしれませんが、調整基準が甘く測定精度が低い。“患者様”の声に真剣に耳を傾けて取り
組んでいないことが丸見えです。“患者様”はそんなことに気づけず、悔しさを感じない。補聴器の不快感にただ
ただ苦しむばかりとは余りにも悔しい…学術講演会では顧客の立場からしっかり質問・追及。提案をしました。
*補聴技研ではイヤモールド込両耳\241,000円のスタンダード器で納得の聞こえを提供('14/07/17)しました。
*『高価な効果なし補聴器』を売っているのは『専門店の無知』を証明するようなものだ!
*21世紀に入って『集音器』が著しく進化。あまりの安さとカッコ良さに「補聴器はばか
ばかしい」という誤解が猛烈に拡大する怖れ。毎日の新聞・チラシにも、魅力的な外観と
驚異的な安さに惹かれた難聴者がダマサれる恐れを所長は強く危惧する。
*集音器で失敗すれば、通販の補聴器を買おうと考える方もいる。価格が約10倍。でも、
良く聞こえない。どちらも『調整なし』だから当たり前。仕方なく補聴器専門店に出向いて
本当の補聴器を買う。やはり納得の聞こえにはならず、今度は「慣れて」と言われ続ける。
今度は『調整不良』だ😢…。
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所長のこだわり
*調整例をチェックしたい →→ 標準的な“症例” 苦労した“症例”
*相談前に→→ 購入店で徹底的に改善(これならタダ!)させてから!
(売った者が改善できないでどうする?! 販売責任があるだろっ!!)
※補聴器店が対応を渋ったら→→188に電話して相談する!
※もしダメだったら、こちら →→ 受付窓口(時間と手間、勇気も必要です)へ