これでも補聴器？
＊行きつけの店

　最近のパンブームは凄い。SNS等で紹介されると
話題に上り、一気に有名に。距離と時間をものとも
せずに各地から購入者が訪れます。長時間並んで
でもそのうまさを求めて高価でもわざわざ出かける
のです。私事ですがある有名店でパンを11個購入。
10分以上も待ちって何と4,410円も支払いました。
　月に1回も行きませんが『行きつけの店』なのです。
販売店が真剣に取り組んで完成させた素晴らしい
味を求めてもわざわざ行くのです。味が悪くなったら
2度と行きません(当然)。 ('24/08/25)

不可解な“行きつけの店”
＊よく聞こえない新型補聴器…

　一方、高価で役に立たない補聴器を購入して懲り
ても再び同じ店で“合わない補聴器”を購入し続ける
奇妙な現象をたくさん見ます。ある方の所持されて
いた補聴器３台の“音”が全くバラバラ(何と東京都
内の専門店 '80年代)。調整意図不明の補聴器に
出逢う例は日常茶飯事です。
　そんないい加減な業者が21世紀でも潰れずに営業
しています。調整不良補聴器に出会う度に、所長は
一層あきれます(多すぎて既に怒りを超えている)。

　「かつてないクリアな聞こえ」と１台４０万円の補聴
器を両耳分購入したものの、全く役に立たない方に
出逢ったこともあります…再び相談に行けば「今まで
のとは全然違います。慣れるのに多少時間がかかり
ますが」などと勧められて再び引っかかる恐れ…
後日この方は補聴器不信になりました。私も。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　('11/03)

　「医師と連携している」と強調する専門店が手抜き
して売りつけた例を連続２件聞かされ絶句しました。
　お金を出してしまった方を責めるわけではありませ
んが、補聴器購入に関わるトラブルが多すぎます。
　人工内耳普及の一方、『120dBまでＯＫ』と誤解しそ
うな耳掛け形補聴器が売られています。その器種の
適正な調整例には出会ったことがありません。仮に
うまく合わせられたなら、100dB未満だからです。

　それに気付けない某病院付き業者と旨い汁を
吸い続ける耳鼻科医…あまりにもひどいです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　('24/08/25)

　役立たずの高価な補聴器を買わされて聞こえの望
みと大金を何度も失った方に「良く調整した補聴器は
えます」と、どんなに説明しても考え直してもら
えるわけがありません。
　　　　　　　　　　　　　 → 詳しい実態？？


＊説明責任

　“不良補聴器”所有のお客様に伺うと補聴器の機
能と調整の重要性をちゃんと説明されていなかった
そうです。十分な説明もせずに高価な補聴器を売る
行為は明らかな犯罪です。

　補聴器の性能を熟知して補聴器の効果まで利用
者に分かりやすく知らせることは、販売者として最
低限守るべき義務でしょう。

　高性能補聴器が続々登場しています。“クリアな聞
こえ”を提供するには、十分納得してもらえるだけの
説明ができる豊かな臨床経験と高度な知識、さらに
徹底的に補聴器性能を引き出す調整技術が不可欠
です。お客様最優先の補聴器作りの良心はいうまで
もなく。　　　　　　　→エピソードを見る！

＊補聴技研設立の動機
　……良心と技術があればできる！

　“聞こえない補聴器”で悩まされる難聴の方を救お
うと本気で考え、言語聴覚士の国家資格を取得して
“補聴技研”立ち上げに備えました。

　立ち上げ前の聾学校教員時代、遠くは北海道や熊
本県から相談者がありながら、公務員という立場から
自分の力を十分発揮できなかったきなかった悔しさが
最大の動機です。定期異動の圧力も感じたし…

　聞こえの不便を取り除く技術と安定した聞こえを
維持するアフターケアがしっかりできれば、店舗は場
所を選びません。閑散とした場所は防音設備なしに
低騒音環境が得られ、種々の測定にも有利だろうと
考えました。 実際、創業６年目から大ブレークし、全
国から“被害者”が押し寄せるようになりました。

補聴器はすぐに使える！
　精密な聴力データに基づいた、きめ細かな調整を
『耳につけて』行えば直ちに使えて喜ばれるのが当た
り前になっています…信用されないのが悔しい！

　ただし調整作業項目が非常に多いため、初めての
方にはどんなに頑張っても２時間を超えてしまう問題
が出てしまいます。「すぐ使える」ようにするのは容易
ではありませんが、十分できるのです。

　更に、それが心配になる再調整が来店せずに『遠隔調整』
できる時代になりました。外科手術の『遠隔』に相当
する技術です。データを送れば可能なので、これほど
便利なことはありません。お客様の負担を大幅に減ら
せます。既に3名、全員『適合』となりました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 2024/07

　「そのうち慣れます・我慢して使って」
　と言う前に、ちゃんと調整しないと！

＊助けたくてもできない…

　東日本大地震では難聴の方々が情報を十分受け
取れず一層ご苦労されました。救援物資として(調整
なし)提供された補聴器は当然合わずピーピーさせ
ながら我慢して使っておられる記事に胸が痛みまし
た。補聴器店で購入する際も調整不良が多いので、
この問題は当然。『よいきこえ』には調整が不
可欠ということが理解されない。まさに『無知』が
引き起こしている悲劇。

　補聴器は「差し上げればＯＫ」ではない
　被災地でもちゃんと調整されたものを提供しなければ
意味がなく、実現は不可能。何とか助けたいのですが
補聴器はほとんどＰＣで調整されるため、該当器種に
合った調整ソフトがないと…それでも差し上げる？

　調整するには新しい補聴器でも長時間かかります。
寄贈された補聴器では製造が古くて調整不能も起こり
得ます。こんな作業を難なくできる“神業の持ち主”は
一体どんな方なのでしょう？

＊医師との連携は「有料」？
？？　紹介医が内科医だけの訳　？？
　耳鼻科医師との連携にも力を注ぎましたが、開業医も含めて
既に“出入り業者”が決まっているらしくあっさり断られました。
出入りには“黄金色のパスポート” が必須と痛感しまし
た。別な耳鼻科併設医院の看護師が難聴になり、出入り業
者に補聴器を作らせたがあまり役立たなかったという、笑
えない後日談も聞いています。補聴器相談医制度ができて
補聴器業者との連携が進められていますが、『手ぶら』では
絶対に連携できない環境にもあきれています。某自治体の相
談医が『あっさり断った医師』だったからです。

　「情報よりカネ」を欲しがる医師じゃ信用できません。
ばかばかしくなりました。それ以後は近隣の耳鼻科との連
携推進は中止。聾学校勤務中に出逢った熱心な耳鼻科医師
と年賀状を通じた交流が唯一。現在も続いています。妻が
耳の不調を訴えた時に世話になった老練な耳鼻科の先生と
共に尊敬しています。

　所長が花粉症の治療でお世話になっている内科医との連
携も続いています。受付で難聴と思われる方に必ず声を掛
けてくださる職人気質(これが本物！)のお医者さんであり
有名な漢方医でもあります。アレルギー症にも造詣が深い
稀有な先生と尊敬しています。患者の触診もせずパソコン
画面ばかり見続ける昨今の医師とは大違い！

　所長の花粉症をぴたりと止めました。眠気も出ず、点
眼薬まで処方して頂いて快適です。例の耳鼻科医院では
即座に治せただろうか？（2013.10、残念ながら閉院※）
　※ 2013.10閉院後、2014.5.1に復活！！
　　　安心しました。今後ともよろしく！
　　→満川医院　0289-62-2904(Tel.Fax)
　漢方薬でアレルギー治療、眠気無しがイイ！
　　　鹿沼市今宮町1668 　注；完全予約制です


　当研究所オリジナル、
　　音質の良い磁気ループ

　右上の写真２枚は補聴器を愛用する高度難聴の方々向け
のステレオ磁気ループです。“音楽を普通に楽しむ”こと
を目的に開発しました。２番目は耳穴形補聴器用で通常の
耳かけ形ヘッドホンと全く同じです。単にステレオにした
だけでなく“音質改善”にまでこだわった研究成果が反映
されています。改善目標は『より良い音質作り』。

　サラウンド機能つき小型アンプを併用すると、音の広が
りの強調された迫力満点のサウンドまで楽しめる優れ物で
す。試聴体験された健聴者からも「補聴器の音は凄い！」と
驚きの声。実際に体験していただければ違いに驚愕。難聴
や補聴器に関わる方には、ぜひ試聴していただきたい！

　世の中に出回っている磁気ループは、とても聞くに堪え
られない『音質』…多分信じていただけませんが、聞こえ
る音は甲高くて薄っぺらなモノラルサウンドです。そんな
質の悪い音は言語教育用としては当然不向き、音楽を聴き
たくなるはずありませんが知られていない…

　1980年代に所長(三上)が研究論文で発表、海外でも紹介
しました。補聴器を最大限活用されておられる方には既に
知っていてこの問題を自社開発測定器 が明らかにしてく
れています。最近(2016-)は補聴器側の特に低音部感度特
性がまるでない器種が増え始め、磁気ループ側での補正が
不可能になって来ています。特に、ろう学校で困るはずで
すが、誰も騒がないのは『本当のいい音』を知らない方ば
かりだからです。補聴器調整がデタラメなのですから、難
聴者が気づきようがない…。補聴器の世界も権威主義が根
強く、磁気ループの問題(ほとんど役立たない！)を取り上
げた所長の論文引用・紹介はたった１本と、ほとんど忘れ
去られたような状態。全国に普及の“磁気ループ”の数は
膨大なのに役立っていないはず…莫大な税金の無駄！

　この問題は'10 頃からようやく認められ始めたようです
が、現在は全く問題視されなくなっています。原発事故同
様、何でも忘れ去られ、デタラメが出回る一方…あきれる
ばかり。改善意欲を削がれます。

　今でも騙され続け、失望されておられる多くの難聴者が
気の毒です。来所いただければどなたにも一発で納得して
いただけるのに、これが信用していただけない…

“外部入力”にも大きな改善の余地
＊磁気ループの音質改良研究の延長で、外部入力の深刻な
問題(切り替えると低音不足の傾向)を発見しました。
　　　　　　　　　　　→→不足分を補う補正が不可欠
＊ベント付で調整された方にはより大きな補正が必要！！

　高級器ではワイヤレスが普及していますが、ＰＣの調整
画面には上記補正を要する注意事項(低音補正)を一切見ま
せん。これらの問題を知らない補聴器技能者は低音部の重
要性を気にせずチャッチャと『調整』して販売。実は低音
が十分でなく、潤いのない音。購入者は「とてもよく聞こ
えます」と、『薄っぺらな音』に喜ぶ。補聴器ユーザーが
気づけないのは技能者の基本的知識欠如が原因。あまりの
お粗末さにあきれました。
　…後に低音増強の配慮項目を備えるフィッティングプロ
グラムに出逢えて感動しました。(2022頃から)

＊震災を境に補聴器販売数が伸び悩み
ました。誤った補聴器のイメージ(どう
せ役に立たないし、生きるのに別に問
題ない)せいでしょうか…

　聞こえていることは生きている証なのに…。補聴器に関
わる技術者としてこんなに悔しいことはありません。

　『顧客優先』をアピールしている補聴技研は、チラシを
出さず来所者を待っています。一方、農協やドラッグスト
アでは補聴器の相談ができるチラシを出しています。先に
挙げたような困難さを知らない方々は当然そちらに出向く
でしょう。量販店の一角にもありました。まるで「お買い
物ついでにいかがですか」のよう。そんなに手軽に作れる
なら、所長にも教えて欲しいくらい。本当に大丈夫？

　＊わざわざ出かける価値あり→その価値は…


“わざわざ”おいでいただき
　こだわり所長と共に
　“真の良い聞こえ”を
　　体感・追求しましょう！
　　　ご購入は感動してから
　　　　考えましょう！！

独創性
磁気ループなら補聴技研！

　ステレオ磁気ループとサラウンドアンプ
　補聴器ごとにに作るオーダーメード！
　＊音楽好き補聴器ユーザーには
　　たまりません（試聴用新型完成）
　　

　ＩＴＥ用、ＨＤステレオ磁気ループ
　　…一見普通の耳掛け形ヘッドホン
　　　
　　カスタムメイド！…耳寄りな話10
　　大活躍中！ →→ Ｓさんの補聴器

　＊『外部入力』調整もできます。
　　　　⇒納得の聞こえを独自開発測定器で！！
　　＊十分な調整ができるようになって、所長も補聴器で
　　クラシック音楽を堪能中。通常のイヤホンよりいい音に
　　聞こえるのですから。それは、オージオグラムの関係で
　　通常のイヤホンの音質が耳にどうしても合わないのです。
　　決して悪くない、４分法平均10dB以下の聴力でも。

　＊『ワイヤレス入力』にも調整が重要
　　　ワイヤレス入力時の音にも納得づくの調整が不可欠。
　　　Blue tooth を使って聴きたい音を補聴器に直接送信
　　できるようになりました。『イイ音』で受信するには、
　　補聴器で聴いているときの『直接音』も重要で、ベント
　　(通気孔)のついた耳せんの愛用者には、ワイヤレス受信
　　時には低音部を特別に増強しないと自然な聞こえを作れ
　　ません。この『塩梅』が難しい…

　独創的高精度調整を自動化
　　＊補聴器自動設定プログラム(自作)
　　　…現在は補聴器フィッティング説明に活躍
　
　＊補聴器調整の正確で公平な設定が短時間でできました。
　　…現在('24～)はもっぱら調整説明用になりました。

　　補聴器データ関連プログラム（自作）
　

　　聾学校や難聴学級在籍児童生徒の補聴器管理支援もでき
　ます。ディジタル補聴器全盛になってほとんど使われなく
　なりました。それでも補聴器フィッティングプログラムと
　共に、ディジタル補聴器の高精度調整にも十分役立ちます。
　性能の低いディジタル補聴器の問題を具体的にあぶり出す
　ばかりか“補聴器外来”の実態までこれが暴いてみせる？


　好奇心
　交配して作出したサボテンの開花
　　“耳”ついでに目にも優しく（５月）
　※４ー５月に沢山咲きそろいます

　　


　工作力
　 自作天文台に据え付けられた自作反射赤道
　儀と、それで撮影した木星・金環日食
　…イベント・災害のたびに感動しています。
　東日本大震災の激しい揺れにも十分耐えて
　異状なく星を追尾します。次の大きな目標は
　2035年9月の『東京日食』です！
　　　

　　


　　　

　　室内には自作の補聴器対応オーディオシステムも設置。
　赤外線ステレオ磁気ループが迫力ある音を補聴器に伝えま
　す。フィッティング後のきこえ方チェックにも使えます。
　補聴器フィッティングの部屋にも設置されています。

　技術力（創業から 2015.12.31まで）

・補聴器愛用者の最多年齢（2015.12当時）
　　→→→→ 80歳代（最高齢102歳！）
・愛用者年齢範囲（フィッティング時）
　→→→→ 12歳から96歳
・補聴器装用耳の平均聴力レベル範囲
　　…実際に使えている平均聴力レベル
　　→→→→ 10dB以下(*)から115dB
　　(＊片耳重度難聴のCROS補聴器使用)
・“両方から聞いておられる方”の割合
　　→→→→ 80％（CROS.BICROS含む）
・当研究所処方による補聴器の“満足度”
　　→→→→ 99％（適合しても不使用２名）
　＊明確な理由あり；
　・無理やり家族に依頼された。十分な適合
　　状態でも本人が使わなかった→→１名
　・両耳装用を勧めたが経済的理由で片耳使
　　用に。故障を機会に使用中止→１名
　・適合補聴器のタイプ別割合
　　→ 耳穴形41％、耳掛け形58％、箱形1％
　　　(耳穴・耳掛け形にはBICROSを含む)
　・補聴器調整不良・不適合による返品は…
　　　　　　　　　　→→→→→→ ゼロ


　モノ言う臨床成績！

　ディジタル技術の著しい発展で補聴器性能が向上し、メー
カー間の格差が狭まっています。聞こえの改善レベルを決定
づけるのは高度な知識と調整技術を実際に活かせる人間の力
です。どんな高性能器でも、高度な調整技術が伴わなければ
何にもなりません。その辺が実に怪しい…


＊知識・技術に欠ける補聴器店の多い日本…
　外科医のウデが“臨床成績”で評価されるように、補聴器
店にも同様な評価があってもいいはず。近くの補聴器専門店
で、“臨床成績”を見たことがありますか？　見せられない
お店はインチキです…海外でも同じような気がする。

　“補聴技研の臨床成績”が補聴器調整技術に詳説されて
　います。どうぞご覧ください。

　“聞こえのチェック”と、聞こえに見合う適合補聴器の
　見積もりは無料で２０分以下で完了。データお渡しなし。
　…開所当時は相談会限定で行っていましたが現在は停止。

　相談は一回目だけ有料、そして真剣！
　最高性能の試聴器で適合の可能性を体験できます。そして
『改善の可能性』をまとめた詳しい資料を“私の補聴器”に
まとめて提供しています。購入の義務なし。結局お得です。
　　　　　　　　　詳しくはこちら！


　＊ぜひ補聴技研においで
　ください！

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内容がとてもくどい(？)ので興味のある方だけお読みください　2021/11/01　　更新；'24/08/28