最初にご覧ください!補聴器の作り方! ('22/07/16制作、更新'25/03/09)


*「補聴器は、メガネのように直ちには使えない」という常識の真偽


 補聴器の効果はメガネと良く比較され、「補聴器はメガネのようにはすぐ使えない」と
必ず説明されます。精密な調整よりも『慣れ』が優先されるのです。本当でしょうか?

 聴力の状態に応じた十分な調整を行った補聴器が直ちに役立つことを、所長は何度も経験
しています。『常識』こそ誤りでは? 『聴こえる感動の即時効果』ばかり見てきていて、
今の補聴器業界に強い疑問を感じます(十分な効果を出せない補聴器は販売しません)。

*『慣れ』を求められる本当の理由は何なのでしょう?

 ヒントはアンダーラインの部分にあります。両者の違いをよくお読みいただき、補聴器の
効果と可能性をご想像ください。『常識』の誤りにお気づきいただけたら幸いです。




◎メガネの正しい作り方(一部?)…メガネ作りは簡単(所長の実体験)

 @眼科医院を訪れ、眼圧検査・眼底検査・屈折率検査・視力検査(*)などを受ける

  *5mの距離でどれだけ小さな文字が見分けられるか、左右の見え方を検査する
    …『視力1.2』が標準?…近視の程度をチェックするようだ

 A『見え方の改善』を決定づける処方箋作り

  ・両目(瞳孔)の間隔を測定後、『視力検査』(主に遠方の見え方)をする

  ・近くはよく見えるが、「遠くが見えない」訴え(いわゆる『近視』)のある方には…
   →屈折率検査で推定された『凹レンズ』をつけた矯正視力を測定する。
   →レンズを交換しながら検査を重ね、“視力1.2”の見え方(目標!)になるまで続ける。
                            *左右差もそろえる

  ・遠方はよく見えるが「近くが見えない」訴え(いわゆる『遠視』)の方には…
   →小さな文字が近距離て見分けられる『凸レンズ』を、実際に見ながら探す。
   →新聞の文字を見てもらいながら、十分楽に見えるようになるまでレンズ交換を繰り返す

  ・乱視(目のレンズの歪み?)のチェック;
   →特別なレンズ(『円柱レンズ』や『プリズム』)と組み合わせて、実際の見易さを検査
    …病院なのに、時間をかけて丁寧にやっていないように感じたが…。
   →5mの距離の小さな文字が歪みなく楽に見えるレンズの組み合わせを決め、『体験用メガネ』
   を作る。個人的には『放射状の線のパターン』を見てチェックした方が『装用効果』を一発で
   体感できるのを日常生活で実感しているが(光学の知識が一応あり…素人的発想?)

  ・体験用メガネを10分ほど使用してもらい、快適で疲れない(楽に見えるようになって感動する)
  ことを確認して『メガネの処方箋』を作成する。
   →気のせいかメガネのレンズ選定チェックに粗さを感じた。特に乱視の改善にはもう少し時間を
   かけないと効果を挙げられないことが懸念された。眼科の処方箋なしで作った時のメガネ店は、
   もっと丁寧にチェックしてくれていた覚えがある。眼科では有名な総合病院だが「こんな簡単に
   済ませて『見え方』を正確に把握できるのだろうか?」と心配になった。

  ??? 眼科のあるフロアに不思議な眼鏡業者が常駐 ???

    所持する眼鏡を「無料チェック」と見積までしてくれると言う。『ショバ代』を取られる
   せいか提示価格は予想通り高い。「そこで買わないと…」と思わせるニオイがした。

 Bメガネ専門店を訪問

  処方箋通りのレンズ(技術差なし?)を使って好みのデザインのメガネを作成()依頼。
   →遠くの文字も近くの小さな文字も快適に見えるようになり、完成したメガネに感動。
   →→生活が直ちに明るく楽しく、生き生きしてくる。
    ※処方箋があるので受注は再測定なしで完了、実にラクチン。でも少々違和感が…

 C視力が変わると再び@に戻って同様のこと(メガネレンズは再調整不可→作り替え)が繰り返される

  ※メガネ店は処方箋に合ったレンズの注文とメガネフレームにレンズを合わせる加工作業、顔形に
  応じた位置設定作業(フィッティング)だけという、きわめてラクチンな仕事で済んでしまう。

   かつて処方箋なしで作ってもらったメガネは十分快適だった。様々な測定・調整があっても特別
  料金なし。つまり処方箋がメガネ店の利益を一層拡大させる可能性を感じて複雑な気分になった。

  ※その後の所長(手術後は1m以上離れれば眼鏡不要で見えるようになったが…)
  ⇒使用目的(微小加工・室内・遠方)に合わせて3個の眼鏡を使い分けて『見える』ようになった。
  ⇒手術後から今までに眼鏡を5個作った(処方箋で作り、その時々でいずれも良く見えて重宝した)
  …2回の手術までに作った眼鏡2個は全く使えなくなり、意外にカネがかかった
  ⇒眼鏡のない場合の不便(見えない)と、恩恵を一層痛感。補聴器作りにも参考になる経験だった。
  ⇒その後、遠近用を作ることに。『お試し』で歪みをほとんど感じない見え方に驚愕した。
  …過去のデータが生かされて、体験は短時間に完了。価格は普及型エアコンを超えていた(笑)。




◎補聴技研の補聴器創り『耳』に補聴器を合わせる!
 …たとえば「普通の会話音が聞こえ難い」方()には『ささやき声』が楽に聞こえるような
 補聴器を提供したい(※平均60dB程度、平坦)

  ※補聴器創りはオージオグラムに応じた明確な目標設定から開始します。
  精密な測定・調整のため、最低3時間かかっています。
詳細→"TUNED BY HTL"

 @事前に必ず耳鼻科医院を訪れ、補聴器作成目的の聴力検査(気導・骨導)を受けていただきます
   ※しかし耳鼻科医院では必ず“出入業者”が紹介され、補聴技研来所決断は難しい (えっ?!)
    大半がこれらの業者の手にかかり、『慣れ』に向けた不毛な時間とお金の損失連鎖が始まる…
     →『紹介』を強引に拒否しないと大変なことに… 驚くべき実態がここに!?

  ・耳垢つまり等による聞こえ難さが明らかであれば治療が行われ、外耳道・鼓膜の可動性検査も
  含めてどれくらいの大きさの音から聞こえるか調べる(オージオグラム)。言葉がちょうど良く
  聞き分けられる大きさを調べる検査(語音聴力検査)もある。…これらが補聴器作りに必要な最低
  限のデータ(処方箋?)になる。だから来所前の耳鼻科検診は必須です。
   ※耳鼻科通院なしの来所者で耳垢で塞がっていた方がおられました…『出直し』です。
   ※耳鼻科医からの具体的調整指示は皆無でした→『聞こえと価格』は調整者に委ねられる!

 A勇気ある方限定で補聴技研訪問が実現;『補聴器の御利益体験(?)』開始(有料です)
  →時間と手間を十分かけた調整で、聴こえる感動をその場で直ちに実感いただけます。

   ※効果の個人差は当然あります。『オージオグラムの形状』で大きく変わるからです。
    ⇒聴力測定途中で既に『補聴器の限界』が把握できています。補聴器をつけて明瞭に聞こ
    える限界は平均90dB程度が正直な目安。高音部(2kHz以上)の聴力が明瞭さを大きく左右し
    ます。聞き分け改善のため高音部を十分強調すると、「うるさくて不快」と嫌われる例も
    あります。非常に慎重な調整が求められます…試聴器の基本性能にも委ねられます。

   ・持参したオージオグラム(処方箋には見えない)を元に試聴用耳掛け形補聴器を作ります。
    ⇒提供データに不足(特に1.5k,3kHz)があるので必ず再測定。750Hzも測定(※)します。
    ⇒それ(これが処方箋?)を元に補聴器の増幅度・最大出力特性等を設計します(※2017〜)
   ※オージオグラムデータが意外に不正確なことがあるので再測定は必須です。

   ・『聞こえ方の改善』体験;違和感を徹底排除する!⇒『つけて』みないとわかりません!
    ⇒データに基づいて調整された試聴器をつけ、その聞こえ方を測定する
    ⇒低音部から順に、小さな音の『聞こえ始め』を目標に合うまで測定・微調整を繰り返す
      *聴力が良い場合は250,500,750,1k,1.5k,2k,3k,4k,6kHzの周波数帯で行います

   ※『自然な聞こえ』作りは聴力が軽いほど困難となり、時間がかかるこんなこだわり調整
    *聴力が重度化するほど無用な調整箇所が省かれ、短時間になる傾向があります。

   ・実際に装用して低音部から順に出力調整を繰り返し、大きな音でも快適に聞こえるように調整。

   ・事前設定の調整(ベント設定)で本人の声が籠っていないか実際に聴いていただいてチェック。
    ⇒不十分であれば、許容範囲になるまで再設定。重要な作業です!
    ⇒自分の声が籠らず響かず快適に聞こえる調整が完了。補聴技研独自の実験が用意されていて
    「なるほど!」と納得していただけます。来所者だけが味わえます!
    ⇒この段階で『感動の聴こえ』(様々な音声が自然に入ってくる)を自覚し始めます。

   ・簡単な聞き分けチェックテストや通常会話の聞き分け具合から言葉が聴き分けられる感動
   十分実感、納得した状態になる。相談者の期待に沿えない結果(主に価格)であれば、試聴結果
   資料をお渡しして終了です。
(資料は地元の耳鼻科・補聴器店での相談で必ず役立ちます)
    ⇒補聴器専門店をできるだけたくさん訪問して、納得ゆくまで比較検討ください。

   ・時には音楽が快適に聞こえる体験も加える。騒音環境下の会話疑似体験による日常生活での
   有効性チェックも含めて『大きい音が大きく快適に聞こえる』調整も重要です(難しい)。
    ⇒最も厳しい試聴実験であり、補聴器メーカーの開発姿勢まで見えてしまいます

   ・補聴器を使った聞こえの測定結果から「会話聞き取りに実用上役立つが“普通の聞こえ”
   にはできない補聴器性能限界がある」ことを十分お伝えします。
    ※試聴体験に音楽聴取実験まで加えれば2時間では到底完了できません…
    ※耳鼻科医院へ行かずに来所された方→聴力保護のため耳鼻科での定期検診を必ず勧めます


   ・購入希望された方(勇気に感謝!)にはライフスタイルに応じた最も安価で高性能な補聴器
   提案します。購入意思確定後、メーカーに発注して再来所日を予約していただきます→B

 B補聴技研を再来所(納得の快適補聴器を手に入れて感動する日です!)

   ・Aの手順(聴力測定不要)を再開。届いた補聴器で『良く聞こえて疲れない』状態になるまで
   さらに細かく調整します(この場面でも膨大な時間がかかる)。
    ⇒様々な調整作業完了後『ピッタリの補聴器』が完成します。お客様に応じた説明資料を作成
    してお渡しします。補聴器のあるなしでの聞こえの違いに納得していただけます。
    ⇒生まれて初めて装用する方でも補聴器の音が既に耳に馴染みます。『聴こえる実感』に感動
    していただけます
→→ 関 連


    小さな音声は適度に大きく、大きい音声は大き過ぎず、いつも耳に心地よい聞こえに自動調整
   されて長時間快適で疲れない⇒「静かにハッキリ」聞こえて、補聴器が耳にあることを忘れて
   しまうことさえあります。様々な環境下で一つの補聴器で対応できる特長はメガネ以上だろう
   勝手に感動しています。
    ⇒明るく楽しい活動的な日常生活が来所日に実現!? ⇒ 再調整頻度()は低い!!
コメント
     ※仮に1回で満足できない場合でも再調整1〜2回でほぼ満足な聞こえが作られています。
     さらに“遠隔調整”で再調整できるようになり、遠方の様々な難聴者にも『よい聴こえの補
     聴器』を安心して紹介できるようになりました。

 C聞こえに不具合が出れば再調整で改善を図り、聴力変動が原因なら耳鼻科検診後再びAに戻る。


 ※良く適合した補聴器の凄い特長は、 意外とお金がかからない(補聴技研で購入していれば)こと。
  ◎聴力変動があっても再調整で改善できるから!(調整可能範囲内であれば)

   *だから購入後数年間は確実に買い替え不要!!
    …実際には無駄で無意味な買い替えが繰り返されている ⇒ ご購入は十分慎重に!!

   *十分満足・愛用されるには、確固とした理論に裏付けられた調整作業の繰り返しが不可欠。
    …処方箋があれば即完成するメガネとは大違い⇒補聴器創りの高度な専門性が活きます!

   *眼鏡では意外とお金がかかる→いくつも作らないと困るが…実際、所長が体験中…
   …調節機能の低下した方には快適に見える距離(遠方・中近・近用…)に応じた“度数”の数だけ
   揃えないと確実に不便。所長も1年以内に上記の眼鏡を3種作ってもらい、目的に応じて使い分
   けて快適です。中近用を最も多く使いますが、視線に合わせて度数変化するレンズのために調整
   機能は補完されても視界は歪みます。精密作業・読書用に“広視界の近用”が不可欠です。お陰
   様で「よく見えるようになりました」。度数変化するレンズの新型眼鏡購入に先立つ“歪みの少
   ない見え味”を体験して再購入。眼鏡の世界でも著しい技術の進歩を実体験。
   …高性能補聴器の説明に大いに役立ちそう。でもその眼鏡店にも補聴器が登場(笑)('22/07/22)



 *「補聴技研は手抜きできないので」苦労します…  調整手順を比べる!

  難聴を自覚して耳鼻科を受診すれば特定の補聴器業者が紹介されます。他店で購入できる入口は
 ほぼ閉ざされるため補聴技研が除外されて当然でしょう(耳鼻科に売り込みしないので)。『補聴
 器』で検索して最初に出るのは調整無視の“通販補聴器”。次に一部補聴器専門店ホームページ。
 『補聴技研』はなかなか見つかりません。これだけでも来所された方の真剣度が想像できます。
  ⇒“来所者”は本気・真剣・必死の観点で満点の合格者です。心より歓迎申し上げます!

  “聴こえ”は紹介された補聴器店の知識・技術次第! ⇒ 上の調整手順は補聴技研限定(笑)です。

  補聴器調整に真剣に取り組む専門店は増えているはずですが、2時間以上かけて調整する補聴器店や
 補聴器外来を所長は知りません。
手間と時間がかかることを話せば「えっ、そんなに?」です。

  補聴器外来には補聴器業者の立ち入る場面がないこともお客様から教わりました。業者は補聴器納入
 だけ…補聴器外来の調整に関わる時間が気になります。学会の学術講演会で「調整が難しい」という
 担当者(補聴器外来)の声を聞いています。調整はいつでも難しくて当たり前です。なぜ『患者様』から
 調整のヒントを教わらないのでしょうか…


  低音部から中帯域までの聴力正常、高音が急に聞こえなくなる方の補聴器調整でも、PCにデータを
 入力すればそれなりの設定が示され「調整不可能」の警告は出ません。実際に試せば明瞭に聞こえる調
 整はムリなのに…所長が実体験してこちらから販売をお断りしたことがあります。この判断は短時間で
 できましたが、そんな例にもなぜか「慣れてが全てです」との前提で販売…
所長には理解できません。

  補聴器専門店でも調整に苦労している話を聞いたことがありません。そんなに簡単なのでしょうか?
 簡単に調整できると思われるから眼鏡店や宝石店でも安易に取り扱うのでしょう…本当に不思議。

  メガネ販売店が補聴器も扱う動機に『高い利益』も誤りとは言えません…仕入値と売値の差は 『高度な
 専門知識を動員する、手間と時間のかかる適合調整費』であり、それほど儲かるものではない
ことを思い知る
 べきです。顧客を苦しめるな!!! 苦しむべきは調整をする業者の方だ。

  Bでも説明した通り、1回で聴こえるようになる幸運を掴める方は極限されます
  …補聴技研で聴こえる喜びを掴んだ方からの紹介か、このホームページを偶然発見して記載内容に合点
  できた極めて少数の方々だけ。高い期待に少しでも応えられるよう、厳格な手順で試聴器も含めた補聴
  器を作っています楽チンな仕事ではありません。高性能器ほど調整時間がかかり丸1日かかる場合も
  あります。創業以来販売した補聴器の最高価格器(ハイエンド器)は両耳分80万円台(当時)の1名です。

   時間をかけない環境下で十分な調整ができますか? “良い聴こえ”にゴールできる条件が最初から
  欠如していますよ。
こう主張する所長を、あなたは「そんな馬鹿な」と批判できますか?

   他店でご購入されても一向に構いません。ブラックホールのように貴重なお金を強力に吸込む補聴器
  地獄にはくれぐれも遭遇しませんように…十分お読みいただいてからメニューページに移動し、所長の
  主張するこだわりに少しでも関心をもっていただけたら幸いです。

   比較例の通りメガネは実際にお客様が掛けて見ながら調整して作られます。「良く見える」は直ちに
  完成。お客様の印象も非常に明快で業者にも失敗なし。宣伝の文言も適切で、定期的なチラシや大きな
  看板・TVのCMに費用をかけただけの周知が図れ、お店の売上に確実な効果が約束されます。

   では補聴器販売者やメーカーが“良い聴こえ”をどう確認するのでしょう? きちんと調整がされて
  いれば効果を直ちに実感されるのに、肝心なデータを提供せず「慣れてください」ばかり目にします。
  ブランドイメージや高級感ばかり前面に出され、調整不十分な高性能器でも良く売れている例や肝心な
  聞こえの質を決定づける精密な調整に全く触れていないCMばかりが目立ちます。

   実は高性能器ほど調整作業が大変!!! …所長には高性能補聴器のCMが通販補聴器と大差なく思えて
  しまいます。所長はそんなブランドを信用しません。片耳分50万円の“ハイエンド器”がまるで聞こえ
  なかった例にも出逢っているからです。

   

  …こんなに大雑把でいいの?
  信じられない。
  *21世紀になっても、“インチキ補聴器”は日本中に蔓延しています。
 ⇒原因はズバリ『調整不足と調整の手抜き』。→詳 細 (手抜きの実態)


  メガネ店の多くが補聴器も販売しているのは、補聴器の周知に有利です。
 「そういえば耳も聞こえ難いなあ」と、気軽に相談…しかし、メガネ作りの
 ノリで補聴器を手軽に取扱われたのでは困ります。短時間の調整で済まして
 必ず現れる違和感に「慣れてください」と助言して販売されかねません。補
 聴器がディジタル化してPCで簡単に自動設定できるようになって一層悪質化
 したように感じます。信じられないほど大雑把な調整なのですから…

  既に『地獄の入口』?…優れた知識・技術のお店であることを願うばかり
 です…どちらか判断して購入を決断するのは、貴方!!


  敢えて言います。補聴器専門店の看板を掲げ耳鼻科医師との連携ができればあとは楽チン。紹介の度に
 何がしかの“お礼”を渡しておくだけで“患者様”がどんどん来ます。結果はどうあれ「耳鼻科と連携」
 「慣れるのが大切」と話しておけば、調整不良のリスクなんてお構いなし。補聴器を無料で貸して、義理
 堅い高齢者を引きつけて購入につなげるのが一番(笑)。最大の関心事は、耳鼻科医師が好むお礼の内容を
 吟味すること。埋め合わせは小型で目立たない補聴器を紹介・販売する。合わなければ再び新製品を紹介
 してどんどん売っちゃえ…(プロの良心はないのか!) →調整内容比較
 
  さらに呆れる話。某病院補聴器外来が補聴器調整を“オートフィット(*)”で済ませていると思われる
 事例に遭遇('18.10日本聴覚医学会学術講演会)。「なんだこりゃ」です→患者様がお気の毒でなりません。
  *聴力のパターンに応じた、統計的に合うと思われる設定を自動的に行う…要は「大雑把調整」。
  …お陰で補聴器販売店と補聴器外来は共存共栄大繁盛、めでたしめでたし…なるほど()。

  真面目に補聴器作りに汗をかいている補聴技研に「大繁盛は無縁だなあ」と妙に『安心+納得』する。
   ⇒⇒⇒大繁盛すれば休む暇がなくなって、実は困るのでちょうどいい。マジで(笑)。

  どこか変で腑に落ちません。補聴器専門店は難聴の苦しみ軽減援助が本業のはず…悔しい!!!!→(????)

  “良く聴こえて疲れない補聴器”は精密な調整を繰り返してようやく作られます。「慣れてください」は
 納得ずくの調整が完了後に、恐る恐る使われるべき言葉です。
アンダーライン部に注目いただけましたか?
 仕入れても売れない器種が補聴技研にいくつかあることがそれを証明しています。調整機能の関係上、
 来所者の聞こえ難さに応じた理想的な『音色』がどうしても作れなかったからです。
  …所長が信用しなくなった該当メーカーは現在も新製品を続々発表…購入した犠牲者(所長が確認)も
  続々(笑)…販売者だけが悪いのでしょうか?

  批判はともかく、所長の主張する趣旨を十分ご理解・ご賛同いただき、補聴器選びで二度と失敗しない
 よう願います。ちなみに私も補聴器を試聴中。平均聴力レベルはいまだひとケタですが、聞こえに凹凸が
 あるので聞こえにくい部分を補正しています…英語や音楽の聴取に活用します。『補聴器による聞こえの
 改善』をユーザー視点で実感できて、最新型器の性能向上を体感できるのは本当にありがたいです。
  …でも、この補聴器ですら、調整機能が十分でなくて納得の聴こえにできない苛立ちを痛感します。
                                        ('25/03/09)

  より良い聞こえ入手の実行役は貴方自身です。こちらをご覧ください⇒⇒補聴器はすぐに役立つ!

  *このホームページの最大の特長は、販売に不利な説明まで隠すさずタップリ掲載していること。
  気になる情報入手は、ページメニューに戻っていただいてから再出発↓↓↓。

  *驚き、呆れていただけた方は「既に効き目あり!」です →→→ ページメニューに戻る