通販補聴器には手を出すな!            (2012.11.13-)  更新;'25/02/17


*来所者には「通販で補聴器を買ってうるさくて役に立たない」方が数えきれないほどおられます。

  当然です。補聴技研の補聴器による調整で「ささやき声ハッキリ、大きい音も耳に優しい」聞こえを手に入れて
 簡単に解決しました(所持補聴器はウチに捨てられました)。役に立たないのをいくつも購入された方も…

  補聴器専門店で購入しても調整不良でうるさくて役に立たない例の多いのは、このホームページを見た方なら
 既に常識のはずです。通販はもっとひどい→絶対に使えない(合わない)のですから!今回、補聴器を必要とされる方に
 とても貴重な情報を現物とともに入手しました。新たなページを設けて解説します。大変ショッキングな内容です
 が、毎日当たり前のように起きているのです。ぜひ「耳を傾けてください」

*これをご覧いただければ通販補聴器には決して手を出さなくなるでしょう。真剣にご覧ください!!


*補聴器名(製造販売元):ハンザトン LITE 3-HP VC
    (シーメンスヒヤリングインスツルメンツ(株))

  価格と外観:4万円(安い!)
  ケースのネジが2本なくてガタガタ。(写真→)
  *補聴器本体と「フック」をつなぐ部分。
  これでは整備不良で、私が修理。あきれました。

 購入方法:通販(メーカーは補聴器名ですぐ判る!)

 取扱い説明:通常の説明書が箱に入っているだけ。単に
     「慣れるように」としか書かれていません。
  *補聴器は聞こえに合わせてよく調整する文言は当然
  書かれていません。予想通りのインチキ補聴器。


 
 役に立たない通販補聴器 


問題点  …これは最強クラスの「インチキ補聴器」だろうか?
      いやいや、上には上があり、知れば知るほどあきれます。


 補聴器は管理医療機器であり、しっかりした専門知識と技術のある者のみが「作って販売できる」ものです。
場合によっては非常に危険な音の出る調整にもできます。それがこんなに安直に手に入れられるとは…

 この器種が気になってインターネットで検索したら、あるある…専門店で購入してもダメなら安い方が確かに
良いかも知れません。しかし…素人でもちゃんと調整できますか?

 補聴器作りは『選定』からすでに始まっているのです。適切な器種選びは高度な専門知識が求められますから
素人には絶対にできません。この器種は選定から誤っていたのです。購入された方には絶対に合わせられない補
聴器だった
のですから。うるさくないように調整すると今度は大きい音が歪んで不快になる…ひどい。

 補聴器の作り方比較 にある『作業手順』をご覧いただければ、素人には手に負えない仕事と直ちに判るでしょう。
安くてよく聞こえる補聴器探しはさらに難しい仕事です。専門性に疑問を感じさせる“補聴器専門店”が多い現状が
こんな商売を成立させるのでしょう。「通販の方が高い」は真実です。絶対に買わないで!!

 繰り返しますが、専門店の補聴器があまりに高価なのを巧妙に生かして『安さ』で引っかけているのです。『通販
補聴器』は『適合調整』なんかハナから考えられていません。
危ない危ない…荒稼ぎの犠牲にならないで!
  → 快適な聞こえは絶対に作れないので
出したお金は100%ムダ! くれぐれも手を出さないように! 

 *もう一つ気づいたこと、この補聴器は販売終了製品でした。売れ残りを買わされたようですね。

  『通販業者』に卸すメーカーのモラル低下を強く感じます。この会社の社長だって、難聴になったときに絶対
 使わない補聴器です。
メーカーに対するイメージダウンが猛烈なスピードで起きることに気づかない…

  …でも、通販補聴器の記事が今日(2014.9.29)の新聞にも出ていた…さらに…↓↓

 

*日本直販のホームページには出ていない…
上と同じ補聴器(MD1CP)が定期的に登場
 …何れにしても、調整は誰がするの?
  日本直販様、こんな行為は貴社の信頼を
 大きく損ねるうえ、メーカーに迷惑です。



 小さいのは補聴器でなく注意書きとは… 

*「この小ささ」が怪しい→文字が!
  『がくぶん特選館』の出した『目立たない
 補聴器』
(これも毎日新聞)

  「この小ささが人気」と主張するが、赤枠
 で囲んだ注意書き
はもっと小さくて目立たな
 い。有効性を始めとした説明文の極めて矛盾
 した表現には奇妙な皮肉を感じてしまう。

  これは既に販売終了器種。メーカーカタロ
 グから既に消えている。そんなものを売る?
「ブルータスよ、お前もか…」??
      …このメーカーの日本支社も驚いた

 片耳\59,800 …驚いた(2015.07.05 毎日新聞*)

*あのチャネルフリーまで通販デビュー…
 保証期間1年、無調整で補聴技研より高い。補聴
技研では、納得ずく調整の同等品を詳細な資料付で
両耳標準105,000円でお渡し(※下)しましたよ!
…片耳で無調整じゃ、間違いなくダメです。

 高価で役立たない通販の典型例として取り上げた
好例ですが、これもいつの間にか変更されていまし
た。
個人的にはとても良い補聴器と思っていますが
ブランド名を隠してまで売り払おうとする日本直販
は、まるで『香具師(やし)』
(左写真は発見時)
*"MD1CP"は同メーカーカタログにはありません
相談受付窓口無し→確実に『売りっ放し』を保証
 ※最初から返品不能のカラクリが…矛盾丸見え↓↓
「10日間無料でお試しできます」と「ご使用後の返品はできません」??
 この後、定期的に掲載されていて、被害拡大が気掛かり。
 →『お試し』すれば『ご使用後=返品不可』だろう。

  「効果なし」と判れば絶対に返品できないワナが待つ!
 何度も出ています。絶対に手を出さないように!

*今度は“目立たない補聴器(注意事項も)”
  次の広告も同じ新聞紙上に掲載された耳にすっぽり入る
 超小型補聴器、お値段は何と\29,800!調整はできない

  ちゃんと調整されれば、本来最も自然に聞こえる理想の
 タイプだが…その詳細(赤い枠の中)に表示されているのは
 親切。でも、ほとんど見えない1.5mm角文字ではねえ…

*内容要旨;聞こえに合わせる調整が必要。聴力によっては
 効果の異なる場合がある
(要は『言い訳』が書いてある)
  →これで業者は無事責任逃れできる。上手いなあ…

  「不都合なことは目立たなく表示」が業界常識らしい…
 これに引っかかる被害者は結構多いに違いない。専門店で
 購入したとしても多分同じ結果を招くだろうから、合わな
 くても4万円位だからガマンか…
 →目覚めよ!

 ※"MD1CP"と同性能器を補聴技研で購入すれば、しっかり調整されて2年保証です!
 →間違いなく『通販補聴器は役立たず、保証も怪しく、高価』。お金の無駄ですよ!

*もう一度『通販補聴器』の文言(原文のまま)チェック!
   …アンダーライン表示部が矛盾表現→→返金できないワナが丸見えでしょう

  1「10日間無料でお試しできます」で試したら役に立たないのに気付く。
   →「返品したい」→「一部の商品を除きご使用後の返品はできません

  2「会話がハッキリ聞き取れます」に感動し、試したら役に立たないのに気付く
   →「装用者の聞こえの状態によっては、その効果が異なる場合があります
   →「返品したい」→「一部の商品を除きご使用後の返品はできません

  3「高度難聴まで対応の豊かな音量でこの快適さは新方式ならではです」
   →聴覚障碍6級の方がワクワクしながら試す。→まるで聞こえない…
   →「返品したい」→「一部の商品を除きご使用後の返品はできません


 *ここでなぞかけを一つ…「通販補聴器」とかけて、「暴力団」と解きます
   →その心は…「どちらも撲滅不可能」…永遠に暗躍する
         「法の裏を巧みに潜って悪質な金儲けを続けている」
         「それに関わる(購入する)と、必ず災い(経済損失)を招く」
         「関連業界(新聞社)も結構ウマイ汁(宣伝料)を吸っている」から

  なぜ『補聴器』が通販で売れるのでしょうか…紹介した被害はごく一部。途方もない
 事件が全国各地で続発しているはずです。下のページをもう一度みてください。

*補聴器の通販業者はあきれるほど多く、営業も巧妙化。到底掲載しきれません('25/02)
  さらに安価な『集音器』という補聴器モドキまで登場。耳穴型や充電式まであります。
 有名俳優がCMで紹介するので、『聞こえ難さが気になった方々』は容易に騙される。
 …サギ対策と同じです。『絶対に買わない・二度と買わない』ことを厳守して!!




   調整不良の典型例     補聴器の不正販売オンパレード

   ホームページ目次     補聴器の作り方(イラスト版)

   補聴器創りへのこだわり   「聞こえ」にかける熱い思い

   聞こえる喜び in 補聴技研    ダマされないための格言